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help RSS 山の民の誇り 御柱祭 

<<   作成日時 : 2010/05/10 18:41   >>

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  8日に諏訪大社御柱祭で下社春宮の「春宮一」の建て御柱で落下死亡事故が起き、本当に驚きまだ若い青年達が犠牲になられたのを悲しく思ったのですが、ワイドショーの説明ではこの建て御柱は縄文時代からの方式で行われ、戦時中も軍部の中止命令にも関わらず続けられたという、本当に古い山の民の心の拠り所であるお祭りだそうです。そして建て御柱の一番上を務めるということは選ばれし者の名誉だそうで、それゆえに命綱をつけない人もあるということが、今回の事故につながったのだそうです。
http://www.shinmai.co.jp/onbasira/2010/05/post-158.html ← 建て御柱
 このお祭りは日本三大奇祭の一つであり、下社の木落しはよくニュースでも紹介されますが、建て御柱のことは全く知りませんでした。ヨーロッパの五月柱と同じようにモミの木が使われ、ドイツではバイエルン王国時代には、民族意識の象徴とされ、全ての町や村、また城主・市長・司祭など重要人物の家の前にも立てられたそうですが、それと同じように諏訪大社の、山の民の誇り、民族意識高揚のお祭りなんだと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E6%9F%B1%E7%A5%AD ← 御柱祭について
http://d.hatena.ne.jp/odyssey_2011/20090521/p1 ←バイエルン王国と五月柱
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%B3%E4%BA%BA ←バイエルン人について
城下町であった私の町も戦後没落し、商売をしていたお宅の中には破産したお宅もあるようで、お祭りと消防くらいしかないこんな町には未来はないから出た方がいいという大人もあったそうですし、都会に出れる人は地元を後にして、出て行けない人は祭りと消防を心の支え、誇りとして守ってきたわけです。興味のない人や大きな会社に勤めている人などは、どうしてお祭りごときにそんなに命をかけられるんだと思うだろうし、以前の私もそうだったのですが、祭りと消防はその町の最後の砦であり、青年にとっての通過儀礼、一人前の男として認められるための試練のようなものだということを、私はこの5年間に理解したのです。公務員や大企業にお勤めの方は、毎日毎日が忙しく仲間もたくさんあり、人と会うことも多いし、業績を上げることや昇進がその人の生き甲斐となると思うのですが、さびれた訪れる人もまばらな町に住んでいると、祭りの練習や消防が、自分が社会とつながっているという実感が持てる数少ない機会であり、昔からの祭りを後世に伝えていくことや自分の町を火事から守ることが誇りである、そういう気持ちは私にも理解できるのです。

(参照:「仮面 ヨーロッパの祭りと年中行事」(写真と文 遠藤紀勝 現代教養文庫 1990))

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