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help リーダーに追加 RSS デュルケームとジンメル

<<   作成日時 : 2007/10/11 11:49   >>

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 先週10/7(日)の朝日新聞の読書欄に、岡井隆氏が「たいせつな本」というコーナーで、ジンメルの「愛の断想 日々の断想」(清水幾多郎訳 岩波文庫)を紹介されていた。
http://book.asahi.com/mybook/TKY200710100223.html
ジンメルについてはデュルケームの人のなりを知りたいと思って図書館で借りた「デュルケーム ジンメル 世界の名著58」(責任編集 尾高邦雄 中央公論社)でその名を知り興味を持った。
 デュルケームに関してはまずその経歴を見て、ボルドー大学に初めてフランスでも初の社会科学の講座を持った人であると書いてあったので少しびっくりして親しみを持ったのだった。ボルドーは私の最愛の画家ルドンやモンテーニュゆかりの地であるし、イギリスとゆかりの深い大西洋岸にある地方都市という点にも惹かれる。
http://magnoria.at.webry.info/200606/article_56.html
デュルケームはフランス社会学の大立者であり、世界的に見てもマックス・ウェーバーに次ぐ社会学者であり、社会学を客観的で経験的な、自然科学に類する厳密科学として鍛えあげることに全力を尽した人だった。大変な博学であり、優れた研究者であると同時に良い教師でもあった。講義はどちらかといえば地味な方で、とくに雄弁でもなければジンメルのようにたいへん機知に富んでいるというのではなかったが、内容的には深く広く、そして啓発的だった。また外見的には学生に対して厳しく、常に冷厳な学者らしい態度を取ろうとしたが、彼が実際にはあたたかい、感じやすい心の持ち主であることは、デュルケームの家を訪れて親しく彼に接した学生達はみな知っていた。不遇だったジンメルに比べると大学講師としての経歴からいえば、ユダヤ人であったにもかかわらず彼ははるかに成功的であった。
 これに対してジンメルは社会学者であるよりも、より多く哲学者であった。またデュルケームのように一つの専門に自分を集中させることはあまり好まなかった。ジンメルは非常に多くの分野にわたって非常に多くの主題を取りあげ、それについて常人のよくなしえない輝かしい業績を残したが、同時に彼はすべての分野にたいして異邦人だった。このことは彼がある意味ディレッタントだったということにも通じる。27歳でベルリン大学の私講師となったジンメルはその美しい声、機知に富む話しぶり、その訴えるようなパーソナリティーによってたちまち学生や聴講者の人気者になった。ベルリンで生まれ56歳でシュトラスブルクに移るまでベルリンで過ごした彼は根っからの都会人であり、また文化人であった。とくに絵画、彫刻、音楽のような芸術にたいする感受性が強く、彫刻家のロダンや詩人のゲオルゲとは親交があり、若い頃にはイタリアに再三旅行してルネサンスの絵画や彫刻に非常に惹かれた。さらに日本や中国の美術品に対しても鑑賞眼をもっていた。友人にたいしてはつねに寛容であたたかく、午前と午後は仕事にあてたが、午後は友人や来客にために時間をあけておくのが常だった。このように人気のある講師であり、幅広い教養と犀利な分析力をそなえていたにもかかわらず、むしろそれゆえに、ジンメルは学者としての経歴においてはたいへん不遇だった。ベルリン大学では42歳まで15年間私講師の地位に留まった。
http://abecasio.blog108.fc2.com/blog-entry-58.html ←阿部嘉昭氏ブログ(評論家、立教大特任教授(サブカル論)、早稲田大学非常勤講師)
阿部氏は詩人でもあり、詩人の小池昌代さんとは同僚だと書いてありました。
http://bluewind.oops.jp/tanka/archives/001747.html

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