|
春と修羅 宮澤賢治 心象のはいいろはがねから あけびのつるはくもにからまり のばらのやぶや腐植の濕地 いちめんのいちめんの諂曲模様 (正午の管楽よりもしげく 琥珀のかけらがそそぐとき) いかりのにがさまた青さ 四月の気層のひかりの底を 唾し はぎしりゆききする おれはひとりの修羅なのだ (風景はなみだにゆすれ) 碎ける雲の眼路をかぎり れいらうの天の海には 聖玻璃の風が行き交ひ ZYPRESSEN春のいちれつ くろぐろと光素を吸ひ その暗い脚並からは 天山の雪の稜さへひかるのに (かげらふの波と白い偏光) まことのことばはうしなはれ 雲はちぎれてそらをとぶ ああかがやきの四月の底を はぎしり燃えてゆききする おれはひとりの修羅なのだ (玉髄の雲がながれて どこで啼くその春の鳥) 日輪青くかげろへば 修羅は樹林に交響し 陥りくらむ天の椀から 黒い木の群落が延び その枝はかなしくしげり すべて二重の風景を 喪神の森の梢から ひらめいてとびたつからす (気層いよいよすみわたり ひのきもしんと天に立つころ) 草地の黄金をすぎてくるもの ことなくひとのかたちのもの けらをまとひおれを見るその農夫 ほんたうにおれが見えるのか まばゆい気圏の海のそこに (かなしみは青々ふかく) ZYPRESSENしづかにゆすれ 鳥はまた青ぞらを截る (まことのことばはここになく 修羅のなみだはつちにふる) あたらしくそらに息つけば ほの白く肺はちぢまり (このからだそらのみぢんにちらばれ) いてふのこずえまたひかり ZYPRESSENいよいよ黒く 雲の火ばなは降りそそぐ |
| << 前記事(2007/09/13) | トップへ | 後記事(2007/09/13)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
magnoriaさん、こんにちは。 |
魂のいもうと 2007/09/13 16:46 |
魂のいもうとさん、コメントありがとう(^^)。その後元気でやってますか?ブログ内検索は自分でもないと不便なのであったらいいなと思っているのですが、BIGLOBEにその機能あるのかな…?やってみますね(^^)。 |
magnoria 2007/09/13 18:24 |
是非お願いします |
s.k 2007/09/14 18:01 |
s.kさん、教えていただいてどうも有難うございます!(^^)。がんばってみます。 |
magnoria 2007/09/14 19:35 |
| << 前記事(2007/09/13) | トップへ | 後記事(2007/09/13)>> |