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今朝、週刊ブックレビューを見ていたら、特集で五木寛之が出演していて、対談集「弱き者の生き方 日本人再生の希望を掘る 」について話していて、戦争体験を語り継いでいくことの大切さについて語っていた。この対談集の相手は大塚初重という考古学の学者の方で、今調べたら明治大学の名誉教授なのだそうだ。大塚さんと五木寛之は自らの悲惨な戦争体験から、「われ先に助かろうというような人間でなければ生き延びられなかった、だから戦後生き残った人間は全て罪の意識を持たなければならない。そして語りたくはないその自分の罪、体験を勇気を持って語り、戦争の悲惨さを後世に伝えていかなければならない。自分がそうすることによって他の人も自分に続いて欲しい。そのことによって世の中を変えていきたい。」そう考えておられるそうなのだ。 http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2007/06/0706j0711-00001.htm 私もこの二人の方の考え方は理解できる。私はできるだけ本音を言うようにしている。そのことによって周囲の人が他にも自分と同じように考えている人がいるんだと安心して本音を言ってくれたり、相手が本音を言えない場合にも、私が本音を言うことによって相手が私を味方だと認めてくれたりするからだ。人間は社会生活を営む以上本音を言えず仮面をかぶって生きていかなければならないことも多い。でも私のようにどんな団体にも所属せず自由に物が言えたり、客観的に物を考えられる人間は意識して本音を言う役割があるのではないかと思っている。自分が勇気を持って意見を言うことで周囲の人が同じように意見を言ってくれるようになり、一度意見を言ってしまえば、それが当たり前のことになるのを、私は経験上知っている。 それから、戦争によって被害を蒙ったのは何も兵士や原爆や空襲の被害者ばかりではないということだ。肉親を戦争で亡くした人は戦後満足な教育も受けられずひたすら働くだけの人生だった人も多い。私の家だって戦後の農地改革と急激な工業化で没落し、地域のコミュニティーが失われたことが私の発達障害の原因となっていると思う。我が家は一代抜けているので母は私達娘の子育てと曾祖父の介護と畑仕事の全てを一人でこなさなくてはならず、満足に面倒を見てもらえなかったことや、家庭内が修羅場と化す中曾祖父を亡くしたことが私の心の傷となり、しかも戦前のように年が違っても近所の子ども達が一緒に遊ぶということがなくなったことで私は遊び友達もなかったこともあって発達障害となり今まで苦労しなければならなかったのだと思う。会社をリストラされ行き場を無くしたのだって国の東京一極政策のせいだし、私なんか戦争のせいで全てを無くした引き上げ難民のようなものだ。 私は原爆や特攻のことだけでなく、戦後普通の人がどんなに苦しんで生きてこなければならなかったか、ということを語り継がなければならないと思う。そうでなければ戦争をして犠牲になるのは運の悪かった一部の人達だけという誤解が生まれてしまう。そうではなく自分の身近に住んでいる人の苦労話を聞くことの方が、戦争は一過性のものでなく自分達の日常生活を破壊しその後も長く苦しんで生きなければならなくなるようなものであり、決して起こしてはいけないことであると理解されるし、ずっと戦争抑止になると思うのだ。戦没者遺族が靖国神社や護国神社にいくら参拝しても戦争を知らない世代の人間は「どうしてそんなにこだわるのか」という感想しか持てないと思う。私も以前はそうだったから。それよりも、身近な若い者達に自分達が苦労した経験を語り継ぐことこそが戦没者への本当の手向けになると私は思う。 (週刊ブックレビューは今夜深夜12時から再放送があります。) http://www.nhk.or.jp/book/review/index.html |
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「弱き者の生き方」---封印した戦後5年間が今明かされる(読書予定リスト)
五木寛之さんが,ふとしたことからラジオ番組での大塚初重(おおつかはつしげ)さん ...続きを見る |
Return to Forever 2007/08/19 21:20 |
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