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ブックオフで見つけてきた光原百合さんの「空にかざった おくりもの」(女子パウロ会)の中に収められた「春のとびら」より。 http://shop-pauline.jp/?pid=2242650 「おじさん、どうやったの?どんなまほうでとびらをあけたの?」 エヴィはかけよって、おじさんを見上げました。そのときエヴィは、おじさんの目が空のように 晴れやかな青い色だということに、はじめて気がつきました。 「どんなまほうも使ってないよ。ひらくときがきたから、ひらいただけさ。」 「でも、これまでいろんな人が、すごいまほうを使ってもあけられなかったのに。」 エヴィが首をひねると、おじさんはエヴィの目をしっかり見つめていいました。 「いいかい。すべてのことには、それにふさわしいときがある。そのときがくる までは、どんなまほうでも、どんな力でも、どうすることもできない。 人間にできるのは、かならずくるそのときをじっと待って、ときがきたとき それを見落とさないようにする、それだけなんだよ。」 |
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