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<<   作成日時 : 2006/02/03 22:51   >>

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今日は節分だ。私の近所では、子供達が「鬼の豆まいとくれー」と言ってお菓子を貰いに歩く風習がある。それは、アメリカのハロウィーンの風習と感じが似ているかもしれない。年々子供の数は減る一方だが、今年も20人くらいの子供達がわが家にもやってきた。お菓子を貰うと「ありがとう」とだけ言って嵐のように立ち去って行ってしまうのだが、日頃これくらいの年代の子供と接蝕する機会がほとんどないので、それだけでもこちらは楽しい気持ちになる。大きな袋一杯にお菓子を貰って、中には手押し車を引いて歩く子もいて、ずうずうしいと言う大人もいるが、考えてみれば、子供も寒い夜にほうぼうを歩いて回るのだから大変だ。有難うという気持ちになる。
だいたい晩の6時頃から子供が来始めるのだが、もうこれで終わり誰も来ないかなと思っていた矢先、8時頃になって、友達と二人連れである男の子がやってきた。鬼のお面をかぶっていたので誰かわからなくて「あ、ほんとに鬼だ!」と言うと、「ぼくはどこどこの子で、大きくなったでしょ?」と言うので、お面をはずした顔を見ると、夏休みの工作教室で一緒に遊んだ子だった。彼は両親が離婚して、お父さんとおじいちゃんおばあちゃんと暮らしていてお母さんがいないのだ。話によると彼は「僕は早く大きくなってお金を稼いであの家を出るんだ」と言ったことがあるそうだ。彼はまだ小学2年生である。私も子供の時は幸せではなかったが、早く大人になりたいとは思わなかった。それはたぶん、いつも家には母がいてくれて、好きな本を読んでいられる居場所があったからだと思う。現実では楽しいと思える時間はほとんどなかったが、本を読んでいる時間だけは幸せだったのかもしれない。私は子供らしい夢はひとつもなかったが、たった一つ幸せになりたいという夢はあった。ほんの数年前まで一度として、心から自分が幸せだと思えることはなかったが、今は明日をも知れない身でも幸せだ。それは、ずっと幸せになることを諦めなかったからだと思う。信じることが大切なのだ。Kくん、早く幸せだと思える日が来るといいね!

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