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| タイトル | 日 時 |
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実りの秋
午前はコミュニティーセンターの仕事で、コピーやらテプラ作成やら、掃除やら週末までにやるべきことがたくさんあったので黙々と仕事をこなし、おおかた祭りの準備は終ったのでやっと平常心に戻れた。何だか秋祭りが来るのが愉しみに感じてきて、せっかくだから楽しくやろうと思った。そして考えてみれば役員の人達にとっては人生の晴れ舞台の一つなのだから、きちんとやらなくてはと心が引き締まってきた。 家に帰って昼食を食べて忙しくてずっと行けなかった美容院の予約をして、回覧物があったので総代さんの家8軒を自転車で回っ... ...続きを見る |
2008/10/08 18:00 |
夕雲居士
先日、静岡市の駿府博物館に曽宮一念の展覧会を見に行ったおり、常葉学園大学教授・豊橋市美術博物館館長の金原宏行氏の講演をお聞きしました。 http://www.at-s.com/bin/even/cale/cale0000.asp?yid=A142054396 ← 企画展「曽宮一念 油彩・淡彩素描展 〜初公開素描作品を中心に〜」 金原氏は曽宮一念の展覧会が浜松市美術館で開催された時に学芸員としてその展覧会を担当されたそうで、その当時は曽宮一念が80代、そして金原氏はまだ20代の若者だ... ...続きを見る |
2008/09/30 20:07 |
「夏の終わりに」
本棚から1冊の本を取り出してきた。「夏の終わりに」(ジル・ペイトン・ウォルシュ 百々佑利子訳 岩波書店)。少し前にブックオフの105円コーナーで見つけて、夏の終わりになったら読もうと決めていたもの。 私のものは1991年発行の新装版らしいけど、水色の美しいカバーの絵と硬質な作者の優れた資質を感じさせる文章に惹かれて手に取った。海辺の別荘で盲目の大学教授と知り合った大人へと足を踏み出そうとする少女の夏の終わりの日々・・・。 私は本を読むときは、何度も何度も手に取ってじっくり自分の肌に馴染... ...続きを見る |
2008/09/19 23:27 |
宇宙の神秘
今日の午前中は交流センターの仕事。疲労が残っていたのと、昨晩はなぜかなかなか寝付かれず睡眠不足だったので、出勤前にコミュニティーセンターのゴミ出しに行くのが非常に心に重くのしかかっていたけれど、窓をあけると雨だった。これでゴミ出しに行かなくても済むと、ややほっとして朝食を食べていると、こんな雨なのに老人会の会長さんが「休みのところ悪いけど、お葬式が出来たので印刷を頼む」とちょっと皮肉っぽく言うのでムッとして、「休みじゃないんですよー!。これから交流センターで仕事だから、印刷だったら交流セン... ...続きを見る |
2008/09/18 16:50 |
ハックルベリー・フィンの知恵
「老子と暮らす 知恵と自由のシンプルライフ」(加島祥造 知恵の森文庫 光文社)には次のような箇所があった。 ...続きを見る |
2008/09/09 14:14 |
悪い子
土曜日にブックオフに行った時に、加島祥造の「老子と暮らす 知恵と自由のシンプルライフ」(知恵の森文庫 光文社)と「求めない」(小学館)を105円コーナーで見つけてきた。アメリカ文学者である加島氏の「老子と暮らす」にもマーク・トウェインのことが書いてあった。大佛次郎にも「花丸・小鳥丸」というマーク・トウェインの「王子とこじき」を下敷きにした童話がある。そういうわけで、ここでマーク・トウェインを読むしきゃないと、「トム・ソーヤの冒険」(児童名作全集4 トウェーン 白木茂訳 偕成社 1962)を書棚... ...続きを見る |
2008/09/09 12:04 |
詩人 エリナー・ファージョン
最近ファージョンについてきちんと知りたくて伝記を読んでいる。その一つが「エリナー・ファージョン ―その人と作品―」(コルウェル著 むろの会訳 新読書社)。その中で印象に残った部分。 ...続きを見る |
2008/08/22 18:11 |
刺激不足
今日は、朝お花の水かけに行き、朝食後、コミュニティービジネスの特集を見たがあまり参考にならず。コミュニティービジネスじゃあやっぱり食べていくのは無理。やや睡眠不足だったので朝寝をして、高校野球の常葉菊川の試合を見た。常葉菊川ベスト4! 「鞍馬天狗のゆくえ 大佛次郎の少年小説」(相川美恵子 著)を読んで、戦中・戦後の大佛次郎の少年・少女小説と現代小説に興味を持ち、手元にある作品を読み出したが、暑くてなかなか身が入らない。児童文学の方も、図書館の廃棄本から拾ってきた「ムーミンの哲学」(瀬戸一夫... ...続きを見る |
2008/08/16 20:46 |
宮崎駿もハイジだった?
昨日の「プロフェッショナル」の宮崎駿監督の特集のエンディングで、「崖の上のポニョ」の立てないはずのおばあさんが立ち上がって、その胸の中に宗介が飛び込むシーンが出来上がる瞬間を見て、彼の原点、彼がずっと心の奥底で願っていたものが何であったかがわかった気がした。彼は母が元気になってくれるというあり得ないことを、やはりどこかであきらめられずにいたのだと思う。母に甘えられなかった自分と、母が病気になったことを自分のせいだとずっと罪悪感を感じていたということに対して、和解できた瞬間だったように思った。 ... ...続きを見る |
2008/08/06 17:14 |
「しあわせどおりのカナリヤ」
「改定 児童文学へのいざない 児童文学ハンドフ”ック」(原昌 建帛社)を読んで興味を持ったチャールズ・キーピングの絵本を何冊か図書館から借りてきた。その中の一冊である「しあわせどおりのカナリヤ」を読んで私は泣いていた。 ...続きを見る |
2008/07/25 22:59 |
「雨にぬれた朝」
今、偶然、キャット・スティーブンスというミュージシャンがファージョンが作った詩に曲をつけたという「雨にぬれた朝」という歌があることを知りました。1971年にリリースされ世界中で大ヒットした歌だそうです。古いゲール民謡の旋律にファージョンが詩をつけ、讃美歌として英語圏のキリスト教会で歌われるようになった歌で、日本でも「讃美歌444番」として、 ...続きを見る |
2008/07/23 20:14 |
詩とは何か?
今まで、児童文学を論じたもので読んでためになった本はあまりないのだけれど、「改定 児童文学へのいざない 児童文学ハンドフ”ック」(原昌 建帛社)はとても得るところが多かった。 ...続きを見る |
2008/07/23 16:57 |
「金色の時間」
神沢利子さんには、数年前から興味を持っていたのだけれど、具体的な作品はなかなか読めなかった。けれど、最近偶然フ”ックオフで見つけてきた「改定 児童文学へのいざない 児童文学ハンドフ”ック」(原昌 建帛社)を読んで、その魅力に気づくことができた。 ...続きを見る |
2008/07/22 12:17 |
そんなにアンがいいかなあ?
今日の朝のニュースで、「赤毛のアン」に励まされて生きてきた人がたくさんいるという特集をしていたけれど、私はどうしても「赤毛のアン」には興味が持てない。どうして、みんなそんなにアンが好きなの?アンが先生になるのも、女の親友がいるのも、幼馴染のギルハ”−トと結婚するのも私には無縁の世界だものなあ・・・。それより、オルコットの方がす”っといい。「若草物語」はそんなに共感して読んだわけじゃないけど、嫌いじゃなかったし、「美しいポリー(原題「昔かたぎの一少女」」なんか好きだったですよ。時代から取り... ...続きを見る |
2008/07/11 22:29 |
母に感謝したいこと。
母に感謝しなければならないのは、決してこれをしてはダメだとか、行くなとは言わなかったこと。厳しい世間で生きていくために何かを身につけさせようとしたのは、ソロバンを習いに行かせたことくらいだったけれど、母はきっと自分が家から出たくても出れなかったので、私達姉妹を引きとめようとはしなかったし、いつかどちらかが家に帰ってくると願っていたのだと思う。私は決して家が嫌いなのではなかった。けれども家を出なければ、自分はダメになるとわかっていたから、どこにあるかもわからない自分の居場所を探しに、はるばる... ...続きを見る |
2008/06/17 15:13 |
悪たれ坊主
午後はずっと雨だった。母がいない間、私は食事は全く作らず、御飯を炊いたり買い出しに行ったりは父にやって貰った。母がいる時には父は何もさせてもらえないので、こういう時に少しでも家事に慣れてもらいたいという気持ちもあるし、私の側にもそういう気持ちの余裕がないからだった。それに父自身がやることによって母の有難味が良くわかるだろうと思う気持ちもある。私はインスタントのお味噌汁を作ったり、お豆腐を温めたり、そういうことしかしなかったけれど、料理が出来ない同士であれこれやるのもけっこう愉しかった。 夕... ...続きを見る |
2008/06/02 19:06 |
やっぱり私はハイジだったのです!
オランダと日本との共通点を考えていたら、どちらも開拓の歴史の国であるということと、牧畜でした。私は東京で会社員をしていた時に、上司に「のんはハイジみたいなところあるからな!」と半分馬鹿にしたような言い方をされたことがあるのですが(この上司は慶応を出ているくせに仕事では使いものにならずみんなの嫌われ者だった。間接部門で仕事がなく責任がないのをいいことに、のんびり本など読んでいるふとどき者だった。)、さっき母に聞いたら、私の生まれた頃(昭和39年)から近所で牛を飼い始め、母は他にどこにも行くところ... ...続きを見る |
2008/05/26 21:21 |
アリス・ピゲさんと末松氷海子さんについて
「しあわせをよぶ小さな庭」(アリス・ピゲ 旺文社 1975)のあとがきで、訳者の末松氷海子さんは次のように書かれています。 ...続きを見る |
2008/05/11 07:49 |
「しあわせをよぶ小さな庭」
昨夜、今日の仕事に備えて少し早めに就寝したが、深夜ふと目が覚めて子供の時に読んだ「しあわせをよぶ小さな庭」(アリス・ピゲ 末松氷海子訳 旺文社)というフランスの童話を読み返していた。私はこの主人公のテレーズに、かつてのそして今の私を重ね合わせて泣いた。 ...続きを見る |
2008/05/10 19:15 |
星野祐美子さん「おはなし会」
今日の午後は、13時〜14時まで大須賀図書館で開催されたフリーアナウンサーの星野祐美子さんの「おはなし会」へ行ってきました。星野さんは現在は京都在住、ライフワークは宮沢賢治作品の朗読だそうです。今日も朝から体調が悪く熱があって喉も痛かったので行って大丈夫かなあととても心配だったのですが、星野さんのおはなしを聞いて元気をいただき、体調も逆になんだか少し良くなったような気がしました。 会場についたのは13時20分頃で、最初の2冊を聞くことはできませんでしたが、「どうぞのいす」「やさいのうた」?... ...続きを見る |
2008/04/19 14:48 |
夢をくれた人 石井桃子さん逝去
桃といえば、4/2に児童文学者の石井桃子さんが亡くなられた。享年101歳。海外の優れた作品の翻訳や執筆を手掛けられ、その数は200を超えるという。50年前に自宅を開放して「かつら文庫」も開いた。昨今の子供たちを取り巻く状況にはさぞかし胸を痛めていらしたのではないかと想像するけれど、悔いのない人生を全うされたのではないかと思う。 石井桃子さんが訳された本の中で、私が子供の時に読んだ一番の思い出は「ムギと王さま」「リンゴ畑のマーティン・ピピン」「ひなぎく野のマーティン・ピピン」といったファージ... ...続きを見る |
2008/04/04 18:24 |
将来への夢
今日は休みの日だったのに何もできなかった感じだった。明け方勉強していたら睡眠不足で頭がもうろうとなり、結局午前中に一時間半くらい仮眠を取らないとダメだった。友人と何度か電話で話をした他は、ブログを書いて図書館に返す本に目を通したくらいで、これから4月に入って新らしい仕事を始めたり出かける用事が増えそうなので何となく不安になっているのかもしれない。やっぱり落ち着いて仕事ができないのは不安だから。 夕方図書館まで本を返しに行ってきた。桜の木にもちらほら花が咲いていたが、自転車で桜並木の下の道を... ...続きを見る |
2008/03/25 18:15 |
「ながいながいペンギンの話」
小2の女の子のお孫さんのために何冊か本を借りていかれた方が、「ながいながいペンギンの話」は長すぎて読み通せなかったということだった。ちなみにその子はとても本が好きな子なのです。私は、それくらいの年齢の子のために実際に選書してあげたことがなかったので、その年齢の子に適した長さの本というのがあるのだなあと、改めて選書の大切さを感じた。 http://corkdoll.com/neko/archives/2006/07/post_332.php ←イラストレーター片岡まみこの日記『 猫 の 足 音... ...続きを見る |
2008/02/27 15:26 |
たまごと冒険
「かべは ま白い だいりせき。 そのうちがわに きぬのかーてん。 すいしょうのような いずみの中に、 金のりんごが なっている。 このおしろには いりぐちがない。 それでも どろぼうは しのびこみ、 金のりんごを ぬすんでく。」 ...続きを見る |
2008/02/23 18:12 |
笹倉剛氏講演会
今日の午後は、掛川中央図書館の笹倉剛氏の子どもの読書に関する講演に行ってきました。雪の多い北播磨から遠路おいでいただき、とても熱意ある勉強になる講演をお聞きできて、これからの活動の力をいただけた気がしました。笹倉氏はもともとは中学・高校で数学の先生をされていた方で、移動により図書館の仕事に携わるようになってから人生の転機を経験され子どもの読書活動に尽力されてきた方で、「心の扉を ひらく本との出会い」等の著書もおありです。 実は、明日は笹倉氏が主宰される北はりま「子どもの本学校」で清水真砂子... ...続きを見る |
2008/02/16 20:37 |
故高杉一郎氏と三人の娘たち
昨日の朝日新聞の夕刊の「惜別」欄に作家・翻訳家の高杉一郎氏についての記事が紹介されていました。高杉一郎氏は静岡県の文芸の発展に尽力された方であり、私にとってはフィリパ・ピアスの「トムは真夜中の庭で」などの児童文学の翻訳家として親しい名前でした。また片山敏彦全集の月報に、「私は片山敏彦の精神的な弟子である」と思い出を寄せられているのを知ってから、私にとって関心を寄せる存在でありました。シベリア抑留の体験を書いた「征きて還りし兵の記憶」も購入しましたが、まだ目を通していなかったのでした。 高杉... ...続きを見る |
2008/02/09 22:16 |
傷つく権利
友人と電話が繋がらなかったのは、新しい携帯に換えた友人が登録の時に私の電話番号を入力し間違えていたらしいということがわかった。上手くいかない時はえてしてこんなものだ。けれど、友人の元気のない声を聴いていると、私は心配で心配で仕方がなくなってしまう。自分自身が一度地獄に落ちたことがあるだけに、私はスキマの怖さを知り尽くしているのだから。私は自分自身の子どもはいないけれど、聖母マリアのような気持ちでいつも身近な人達を見守っているつもりなのです。 ...続きを見る |
2008/02/05 15:41 |
家族の記憶―なんでもないことの奥行き
今日は節分。雨も上がってきたので、今晩は子供たちがお菓子を貰いに来るでしょうか。清水真砂子さんが『もうひとつの幸福 挫折と成長』の中で御自身の子供の時の節分の思い出を書かれていたので、紹介したいと思います。 http://books.livedoor.com/item400003815X.html ←『もうひとつの幸福 挫折と成長』 ...続きを見る |
2008/02/03 12:16 |
「もうひとつの幸福」
このところ、友人との長電話に代わって深夜に本を読んでいることが多く、それで少し風邪気味になってしまったようだ。私は何か自分に欠けている部分を発見すると本を読んだり調べたりしないと不安でいられないのだ。今日は午前中、図書館で朗読の勉強会があったのだが、風邪気味なのと読みたい本があったのでお休みさせていただいた。 今日は「ゲド戦記」の訳者でもある児童文学者の清水真砂子さんの『もうひとつの幸福 挫折と成長』(岩波書店 1994)を読み返していた。このところ、白洲正子さんが言われていた「苦労のない... ...続きを見る |
2008/02/02 20:12 |
これは究極の投資なのです
私が、幼い頃に読んだトルストイの「ひしゃく星」やグリム童話の「星の銀貨」の話を今も信じていると言ったら、何夢物語信じてるんだ、そんなお人好しいないよ、と笑う人もいると思うけれど、私はこれは夢物語なんじゃなく究極の投資だと言えると思うのです。 http://magnoria.at.webry.info/200608/article_36.html ←「ひしゃく星」と「星の銀貨」 もうこんな人助からない、面倒見たってムダだとそう見捨てられた人が死んでしまったとしたら、それはその人が死ぬだけ... ...続きを見る |
2008/01/17 15:45 |
スピリチュアル・アイランド
昨日は近所のお宅にお邪魔して楽しい時間を過ごしていたけれど、荷物を手元に置けなかったので友人からの電話が携帯に何度もかかっているのに気づかずにいた。家に帰ってから携帯を見て「着信あり」になっていなかったので後で電話をしようと思っていたら、何度かけても電話が通じないのでとても不安になってなかなか寝つくことができなかった。 深夜なぜか「赤毛のアン」のことを考えていた。そして、ふと、赤毛のアンと作者のモンゴメリの暮したプリンス・エドワード島も”島”だったということに気づき、今だったらモンゴメ... ...続きを見る |
2008/01/14 18:33 |
「赤毛のアン」とルーシー・モンゴメリー
先日見逃した「ようこそ!”赤毛のアン”の世界へ」のアンコール放送の後半部分だけを見た。私は子どもの時に「赤毛のアン」のダイジェスト版を読んだし、中学の時にも少女向けのシリーズを何冊か読んだけれど、アンはあまり私の共感を呼ばなかった。その当時は自分を孤児のようには思っていなかったし、その明るいキャラクターとか、先生になるところとかが自分とは全然違うので親しみが持てなかったのだ。 ...続きを見る |
2008/01/12 18:22 |
桃太郎
そういえば、昔話では、おばあさんとおじいさんの間にも子どもが生まれるのですよね!(^^)。だって、桃太郎がそうじゃない。もしかしたら、このお話は晩婚の夫婦か、不妊症に悩んでいた夫婦の間に子どもが生まれたという実話に基づくのかもしれない。 それに、昨年の年末に、父と母が桃の木を買って植えてくれたのです。桃栗三年というけれど、三年もたたないうちに実がなるそうなので、もしかしたらベビーは生まれるかも?! ...続きを見る |
2008/01/11 21:15 |
「アンクル・トムの小屋」
今朝のニュースで、イギリスのリバプールで奴隷貿易の歴史の事実を後世に伝えていこうという取り組みがされていることが紹介されていた。奴隷貿易の事実を知った子どもは「今まで全然知らなかった。とてもショックだ」とか「このことを知ればみんな差別をしなくなるんじゃないかと思う」と言っていた。このリバプールに限らず、アメリカでは原爆のことがあまり知られていないとか、日本では沖縄の集団自決とか南京虐殺の事実が歪曲されようとされているとか、人間というものは自国や自分がしてきた悪いことから目を背け隠蔽しようとする... ...続きを見る |
2007/12/28 18:52 |
本の小部屋
このところ、手持ちの本をじっくり読みたかったので、図書館でたくさん本を借りたりブックオフには行かなかった。ブックオフで本を買うのは、私にとってちょっとした宝探しで、自己の能力確認、ストレス発散の意味もあるのだけれど、あれもかれもと買うとけっこう散財になってしまう。ちょっとビョーキみたいなものかもしれない。けれど、105円コーナーでコツコツ集めた本が、思いがけなく役に立って素晴らしい人との出逢いを導いてくれることもあるので、やっぱりやめられないなあ〜(^^)。この前、地元の古本市場での収穫は... ...続きを見る |
2007/12/25 10:55 |
このしずかなちりこそは・・・
「新日曜美術館」の高山辰雄の特集は本当に素晴らしかった。高山辰雄に対する理解がより深まった気がする。私の好きな「いだく」という絵も紹介されていたけれども、高山辰雄の「あかんぼうは、宇宙に散らばっている原子、チリから出来ているように思えるんですね」という言葉が心に残った。でも、それは本当だ。なぜならこの地球はたくさんの隕石、星のカケラが集まってできているのだから。武田鉄也もそういうことを言っていた。 私は高山辰雄の言葉を聞いて、大好きなエリナー・ファージョンの「ムギと王さま」のまえがきの言... ...続きを見る |
2007/12/23 10:35 |
内なる子ども
「プロフェッショナル」の絵本作家・荒井良二さんの特集を見た。ずっと楽しみにしていたのだけれど、10時になるのを待っていたらちょっとうたた寝してしまって、最初が見られなかったのが残念。再放送で完全版を是非見たい。 http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/071211/index.html 荒井良二さんのことは江國香織の「ぼくの小鳥ちゃん」の絵を見て大好きになった。 http://www.shinchosha.co.jp/book/1339... ...続きを見る |
2007/12/11 23:53 |
すえっこOちゃん
今、中沢新一が読売新聞に「無人島のミミ」という小説を連載していることを知った。 http://info.yomiuri.co.jp/release/200701123135-1.htm 毎週土曜日の朝刊に連載していて、中沢氏初の小説なんだとか。連載は今年の1月13日からだったみたいだけど、全然知らなかった。でも、是非読んでみたい!だって、私は別名ミミだもんね(^^)。 http://magnoria.at.webry.info/200711/article_60.html ...続きを見る |
2007/12/09 16:49 |
ごく普通の生活人として一流の仕事人を目指す
私はお嫁に行きたいが、結婚してもごく自然に仕事が出来るように今のうちから精進しておくつもり。先日講演を聞きに行った児童文学作家の富安陽子さんは、家事の合間に少しづつ原稿を書くのだそうだ。子どもの小さい時は、ここにあったはずの原稿が・・・ということもあったそうだが、そういう風に食事を作るような感じで、毎日の当たり前の仕事としてごく自然に文章を書いたり、何かを作れたらいいなと思う。まだ子どもだって産めるかもしれないし、マザー・テレサやナイチンゲールのように偉人・聖人とは呼ばれたくない。ごく普通の生... ...続きを見る |
2007/11/29 18:50 |
エリナー・ファージョン
「パニュキス」を書いたエリナー・ファージョンは、1881年ロンドンに生まれた。父のベンジャミン・L・ファージョンは、貧しい生まれのユダヤ系のイギリス人で、13歳の頃から、ある新聞の印刷所の徒弟として、朝から晩まで働かざるを得ない身の上だったが、思う存分本を読むことを願っていた。ある日仕事場に向かう途中の古本屋の店先で立ち読みをしていたベンは、そこの主人の好意で、そこでただで本を読めるようになった。勤勉に働きながら、本を読み空想の世界で遊ぶうち、彼は厳しいユダヤ教的な自分の生活に息苦しさを感じ、... ...続きを見る |
2007/11/27 12:36 |
「パニュキス」 その3
そして、パニュキスは、キュモンのとってきた貝であそび、キュモンのスミレを植え、キュモンの小さな木の皮のボートを湖にうかべました。そして、夕方になると、キュモンは、パニュキスを大きな番犬の背中にのせて、(パニュキスのりたい?)(ええ、のりたいわ!)家につれて帰りました。けれども、パニュキスは、貝や、ボートや、花は、そういうものが、もとあった場所―浜や森においてきました。 でも、パニュキスは、貝や花を、もとのところへおいてきたからといって、それらを、そまつにしたなどとは―「すててきた」などとは... ...続きを見る |
2007/11/27 10:47 |
「パニュキス」 その2
ふたりは、おなじ年でしたが、5つになるころには、ふたりの大きさは、たいへんちがってきました。パニュキスは、ちいちゃい妖精じみた子どもで、はだは、白いきぬのよう。手足は、花のくきのようにやさしく、うす金色の髪の毛は、とてもやわらかくて、風が吹くと、光のすじのように頭のまわりにもつれました。おかあさんは、片手でパニュキスをかかえあげることができ、それでも、かかえているかどうかわからないくらいでした。それほどかるがると、パニュキスは、空中にあがってきたのです。ときによると、おかあさんは、ふいに、パニ... ...続きを見る |
2007/11/26 15:18 |
「パニュキス」
昨夜、オメガトライブの「君は1000%」を聴きながら、地元の海の美しい様子を見ていたら、何だか心が優しくなり、自分が素直になれたような気がした。 http://ysc69.hamazo.tv/e902739.html ←横須賀ローカル そして、ファージョンの「パニュキス」というお話をふと思い出して読みたくなった。この「パニュキス」というお話は、私が子どもの時に読んで今はバイブルのように思っている「ムギと王さま」という童話集の一番最後に載っている。 http://www.iwanami.c... ...続きを見る |
2007/11/25 09:22 |
「注文の多い料理店」「よだかの星」
今日の午前中は地元の図書館に行って、今月末に中学で行われる宮澤賢治の「雨ニモ負ケズ」の詩と「注文の多い料理店」と「よだかの星」の朗読劇の最終練習を見学してきた。久しぶりに朗読の会の先輩方とお会いして、和やかな雰囲気の中で宮澤賢治の素晴らしさを再認識できた。「小笠朗読の会」の宮城克郎先生を始めみなさんの朗読がとても素晴らしく、作品をじっくり聴いてその意味を考えることができた。耳で聴くということの大切さ、愉しさを実感できた。 http://dokusyo.pref.shizuoka.jp/r... ...続きを見る |
2007/11/15 13:49 |
モモのようになりなさい
それいらい、小さなモモのくらしはとてもぐあいよくなりました。いずれにしろ彼女はじぶんではそう感じたのです。近所の人たちの台所ぐあいしだいで、食べものはその日その日でたっぷりあったり、すこししかなかったりはしましたけれど、もう食べるにことかくことはありません。雨つゆをしのぐ屋根はあるし、べッドもあるし、さむいときは火をたくこともできます。そしてなによりもよかったことは、たくさんのよい友だちができたことです。 こうしてみると、モモはまったく運のいい子だ、こんなしんせつな人たちのところにこ... ...続きを見る |
2007/11/03 12:20 |
相手の話を聞ける人間になりなさい
昨日の「少年の内面」という番組を見て、少年の内面は全然普通の人と違わないという印象を受けた。だから番組を見ている限りでは、家族や学校の友達がなぜそんなに苦しんだり嫌っているのかが今一つ実感として理解できないという感じがした。けれどそれが少年の感じていること、”少年の内面”なのかもしれない。少年から見て家族や友達が理解できないからこそ、彼はアスペルガーであり続けなくてはならないのだろう。彼が「高校に行ったら、誰も自分のことを知らないから新しく出直せる」と言っていた気持ちは私にも痛いほどわかる。高... ...続きを見る |
2007/11/03 11:34 |
富安陽子さん講演会に行ってきました。
今日の午後は掛川の中央図書館で富安陽子さんの講演会に行ってきました。大きな目が印象的な大阪育ちらしいとてもお話がお上手な方で、1時間半の講演の間中笑ったりジーンとしたりであっという間に時間が過ぎてしまいました。妖怪話の達人だったおばあさまや、ほら話が大好きだったご家族との思い出話、二人の息子さんのお話など、私の家のようなつまらない家庭とは違ったケタ違いの面白いエピソードに、児童文学作家富安陽子は生まれるべくして生まれたのだと納得しました。その後は地元に帰って、ちっちゃな文化展の隣のおじさんの蘭... ...続きを見る |
2007/10/27 18:28 |
セロファン紙芝居 1
セロファン紙芝居 1 村上博子 ...続きを見る |
2007/10/25 10:54 |
夢のイェルク
昨夜は知らないうちに寝入ってしまい、12時前にふと目を覚ました時に、田中淑恵さんの「見えない王国」という詩が私の心に迫ってきて涙がこぼれた。そして私はあわててこの詩をブログに書きつけた。 http://magnoria.at.webry.info/200710/article_49.html そのあと、ふとレアンダーの「ふしぎなオルガン」の中にも同名のお話があったことを思い出した。 ...続きを見る |
2007/10/13 17:10 |
うさぎのおけいこ
いつもブログを拝見しているaopuさんのブログに、「星の花」という、金木犀の花にまつわる幼い娘さんとの詩のような美しい思い出が綴られていた。 http://blog.livedoor.jp/aopu2005/archives/1033983.html 私はaopuさんの文章を読んで、「うさぎのおけいこ」(垣内磯子・作 綾幸子・絵 フレーベル館)という絵本を読み返したくなった。 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cg... ...続きを見る |
2007/10/09 11:53 |
カエルの女王さま
私は、子どもの頃に読んだグリム童話の「かえるの王さま」のお話のことはいつも胸の中にある。 http://magnoria.at.webry.info/200606/article_24.html いつかきっと、カエルの王さまが美しい王子に変身して、私と結婚してめでたしめでたしになると心の中で信じているのだけれど、この前世の中にはカエルの王さまならぬカエルの女王さまもいるのだなあ〜と考えていた。それでふと思い出したのがジョルジュ・サンドの「コアックス女王」(平井千香子訳 青山社 1992)。... ...続きを見る |
2007/10/04 11:07 |
おばあさんのふしぎなこねこ
今朝はなんだかほんわかする絵本が読みたかった。何かいい絵本はないかなあと周囲を見渡した時に、「おばあさんのふしぎなこねこ」(岡信子・文 牧村慶子・絵 旺文社 1988)という絵本が目に留まった。まだよく読んでなかったけれど、いい機会なので読んでみようと読みはじめた。 ...続きを見る |
2007/09/30 12:16 |
善意による悪
やっぱり私って異端だよね…(苦笑。やはり私は理解されていないような気がしてきました。ごく普通の常識的なヒトにはわかってもらえないのかも。私は善意による無意識の罪というものが大嫌いなのです。北朝鮮よりも日本で暮らす方が幸せだとか、原住民の暮らしよりも文明人の暮らしの方がいいからといって、無理やり生まれ育った場所から引き離し自分達の生活に適応させようとする、そういう相手のことを考えない押し付けがましい親切、そういうものが大嫌いなのだ。そういう善意による悪をテーマにして上橋菜穂子さんという児童文学者... ...続きを見る |
2007/09/28 22:07 |
アリソン・アトリーと物理学と社会主義
「グレイ・ラビット」シリーズなどで知られるイギリスの児童文学作家のアリソン・アトリー(1884〜1976)は、マンチェスター大学で当時最先端の学問だった物理学を修めた女性だ。 http://www.chienokinomi-books.jp/exhibition/200607_panel.html マンチェスター大学はイギリス国内屈指の物理学と数理科学の学部を有することで知られており、アリソンが入学した時の実験物理学の教授はケンブリッジ大学のカヴェンディッシュ研究室の創始者であるJ.J.ト... ...続きを見る |
2007/09/22 21:54 |
動物を主人公にした児童文学
最近、動物や植物のことにすごく興味があるのだけれど、イギリスにはアリソン・アトリーだけでなく、ビアトリス・ポター、ケネス・グレアム、「クマのプーさん」といった動物を主人公にした児童文学の伝統がある。だから、私も動物や植物のことを研究することが、児童文学作家になるために役に立つかもしれないなと思った。とにかく何を作るにもしっかりした下地がないと良いものは作れないと思う。地道にしっかり勉強したい。 ...続きを見る |
2007/09/22 20:59 |
うんと大人でうんと子ども
「ゲド戦記」の訳者である児童文学者の清水真砂子さんはインタビューの中で次のように言われている。 ...続きを見る |
2007/09/22 11:38 |
「はてしない物語」
ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」を読んでいた。この物語は以前から気になっていた。なぜなら主人公バスチアンが旅するファンタージエン国の女王幼ごころの君は「白いもくれん宮」に住んでいるのだから。このファンタージエン国にはありとあらゆる者が住んでいる。夜魔も妖魔も、動物も小人も、魔女も妖精も、吸血鬼も幽霊も。 ...続きを見る |
2007/09/06 17:30 |
やっぱり作家になりたい
「イルカの夏」というドイツの児童文学と、江國香織の絵画エッセイの「日のあたる白い壁」を読んでいた。いいな〜。こういう素敵なお話やエッセイを読むと、私もこんなお話や文章が書けたらどんなにいいだろうなあと思ってしまう。 「イルカの夏」はギリシャを舞台としたお話で、お母さんと二人暮らしの貧しい女の子がイルカに乗ってお母さんに内緒で冒険に出かけるお話。波の乙女やケンタウルス、4人のかわいいパーン(牧羊神)の男の子などが出てくるとっても可愛いお話。 https://www.library.metr... ...続きを見る |
2007/09/01 12:34 |
産業革命とアリソン・アトリーとナイチンゲール
「物語の紡ぎ手 アリソン・アトリーの生涯」(デニス・ジャッド 中野節子訳 JULA出版局)を読んでいたら興味深いことがわかった。アリソン・アトリー(1884〜1976)の生まれ故郷はイギリスのダービシャーのクロムフォード村であり、イギリスの産業革命の達成に力を貸したアークライト(1732〜1792)の村でもある。彼は世に先駆けて、この人里離れた地の利と急流に恵まれた豊富な水の供給を利用した綿紡績機を開発し、周辺の村から労働者を集めて、当時としては画期的な一台工業地帯を形成した。また村の近くには... ...続きを見る |
2007/08/27 19:32 |
ぼく、あの花にしてやらなくちゃならないことがあるんだ。
「ねえ・・・・ぼくの花・・・・ぼく、あの花にしてやらなくちゃならないことがあるんだ。ほんとに弱い花なんだよ。ほんとにむじゃきな花なんだよ。身のまもりといったら、四つのちっぽけなトゲしか、もってない花なんだよ・・・・」 ...続きを見る |
2007/07/27 00:38 |
私の小物たち
最近私は小物の収集をはじめた。先日大佛次郎研究会の研究発表会に行った時に、ねこの陶器の文鎮を偶然見つけて買ってから、急に小物への欲求が高まってきたみたいなのだ。 http://magnoria.at.webry.info/200706/article_78.html 今日もオークションで買った手作りの木のふくろう2匹が私のもとへやってきた。 だいたい私は子供の頃からすごく小物が好きで、小学校の時には月に1回くらい姉達と自転車に乗って行く町の雑貨屋さんで小物を見たり、高校の時学には学校帰り... ...続きを見る |
2007/07/25 19:02 |
掃除と水かけと星の王子さま
今日はKさんがお休みで一人だったせいか落ち着いて仕事ができた。会社員時代秘書室にいた時に、土曜日は交代で半日勤務だったので、そういう日は役員さんも出社されないし、険悪な関係だった課長もいないので、落ち着いていつもはできない仕事ができて嬉しかった。そういう日は、いつもは会社一の嫌われ者の課長を嫌ってあまり来てくれない方も「今日は空気が爽やかだね」と言って声をかけてくれたりした。 なにしろコミュニティーセンターは大きな建物なので、窓もたくさんあってカーテンやブラインドを開けて窓をあけて空... ...続きを見る |
2007/07/25 14:29 |
小さなせむしの少女 その1
レアンダーの「ふしぎなオルガン」(岩波少年文庫)の中の「小さなせむしの少女」というお話を読んでいた。ひとりのせむしの少女が、優しい実のお母さんに先だたれ、あたらしいお母さんに冷たくされたまま衰弱して亡くなり、天使となって優しいお母さんの待つ天国に羽ばたいていくお話です。 ...続きを見る |
2007/07/18 20:56 |
目に見えない花
「星があんなに美しいのも、目に見えない花が一つあるからなんだよ」 ...続きを見る |
2007/07/18 14:19 |
水の精
先日の宮下啓三先生の講演会で、妖精には風(空気)の精・水の精・火の精・土の精の4つがあって、その中で水の精だけが人間と結婚できるのだということを知った。さしずめ私は竜女やセイレーン(何言ってんだー、自分でよく言うよ)、で水の精に分類されるだろうから、結婚できるかもしれない。 http://magnoria.at.webry.info/200602/article_18.html http://magnoria.at.webry.info/200606/article_114.html そ... ...続きを見る |
2007/07/17 18:09 |
「星の王子さま」と「かぐや姫」
しばらくぶりに「星の王子さま」を読みたくなった。それは「かぐや姫」のことを考えていたら、どちらのお話も俗世に絶望して自分の生まれた月や星に一人帰っていくお話だと気づいたからだ。星の王子さまも、かぐや姫も、求めていたものは同じだったのだと思う。それは真実の愛、友情、つまり人から与えられる愛だ。星の王子さまが地球で見つけた友達は、キツネと、人が住んでいるところから千マイルもはなれた砂漠で出逢った「ぼく」だけだった。星の王子さまは砂漠の中で「ぼく」が飲ませてくれた泉の水の思い出を胸に、ひとり自分の星... ...続きを見る |
2007/07/14 22:10 |
天国と地獄 その3
「地獄に落ちた、地獄に落ちちゃった!なんてかわいそうな、ふしあわせなわしだ。これからわしはどうなるんだろう。」 こうしてまた百年がすぎ、さらに百年がすぎました。お金もちは、とても想像もつかないくらい、退屈で退屈でたまらなくなりました。 二千年めがおわりますと、ペトロがまたはいってきました。 「ようこそ!」と、お金もちは、ペトロに声をかけました。「あなたのくるのを待ちこがれてましたよ。さびしくてやりきれません。このままいつまでもつづくんですかね。ずっと永久に?」そして、ちょっと間をお... ...続きを見る |
2007/07/10 20:38 |
天国と地獄 その2
ところが、千年たちますと、門にかかっていた大きな鉄にかんぬきが、ガチャンガチャンと音を立てて、ペトロがなかにはいってきました。 「どうだね、居心地は?」 ペトロにそうきかれますと、お金もちはひどく腹を立てました。 「居心地だって?わるい居心地だ。おそろしくわるい!こんなろくでもないご殿が、居心地のいいわけがあるものか。千年間もこんなところにがまんしているなんて、やりきれた話じゃない。なに一つきこえなければ、なに一つ見えもしないし、誰ひとりかまってくれる者もいない。けっこうな天国とか... ...続きを見る |
2007/07/10 18:45 |
天国と地獄 その1
知人のブログに「モノの超越(5)魂の煉獄としてのデパ地下」という題名の文章が書かれているのを読んだ。 http://www.mypress.jp/v2_writers/devenir/story/?story_id=1629630 私はこの文章を読んでレアンダーの「天国と地獄」という童話を思い出して読み返してみた。 ...続きを見る |
2007/07/10 18:21 |
宮下啓三氏講演会
今日は静岡県立中央図書館で開催された「グリム童話とアンデルセン童話のうそと真実」という講演会に行ってきました。講師は慶応大学名誉教授の宮下啓三氏。ご専門はスイス・オーストリアを含むドイツ文学と演劇を中心としたヨーロッパ文化史。グリム童話、スイス、登山などに関する著書が多数おありです。山がお好きで、絵も大変お上手とのことです。 http://www.gakumon21.jp/speakers/cat737829/index.html 講演は「白雪姫」・「眠り姫」・「人魚姫」・「親指姫」の4つ... ...続きを見る |
2007/06/28 23:52 |
モモは木に似ている
高田宏さんの「子供誌」(平凡社)を読んでいたら、エンデの「モモ」の主人公モモは木に似ている、という記述を見つけた。そうかもしれない。木は何にも言わないけれど、いつもそこにあって私達の思いを受けとめてくれるから。私たちはその木陰に行っておのおの自由な気持ちで憩うこともできる。モモは周囲の人にとってそんな存在だ。高田さんは次のように言っている。 ...続きを見る |
2007/06/21 12:26 |
読み聞かせと必読書とノルマについて
阿佐ヶ谷では南口にある「子どもの本や」という子供の本の専門店に行ってみた。こじんまりとしたスペースに良心的な質の良い子供の本が並べられていた。パールセンターの「練り物屋さん」の脇の小路を少し入った所にあるのだが、紹介されていた雑誌の地図には「おでんや」と書いてあったので最初わからずうろうろしてしまい近くのお店の人に聞いてやっとわかった。こういう時は直ぐに聞いてみないとダメですね。 http://konoano.at.webry.info/200502/article_9.html とり... ...続きを見る |
2007/06/02 11:57 |
古本屋に来る客は自動車に乗らない
先日の東京滞在では古本屋さんや絵本屋さんをいくつか回った。その中で行って良かったなあ〜と思えたのは荻窪の海月書林 IN ひなぎく。 http://www.kurageshorin.com/shop.html 海月書林の市川慎子さんは有名でよく雑誌などにも取り上げられているし、以前何回かネットで本も買っているので、ひなぎくは一度行ってみようと思っていた。店舗は小さなビルの2階にあって、注意していないと通り過ぎてしまう感じだ。階段を上って入り口のドアを開けて中に入ると店舗はこじんまりとしていて... ...続きを見る |
2007/06/01 22:51 |
「ミミ」と「クマのプーさん」
昨日、堀江敏幸が田中小実昌についてが書いた文章を紹介したけれど、彼はミミという頭の弱い口のきけない娼婦について次のように書いている。 http://magnoria.at.webry.info/200705/article_49.html ...続きを見る |
2007/05/21 17:37 |
クマのプーさんとはちみつ
今は青葉の季節。森にまつわるお話が読みたくなり「クマのプーさん」を読んでいる。 ...続きを見る |
2007/05/15 10:00 |
お姫さまと「影」
森茉莉の「夢」という作品には次のような箇所がある。 ...続きを見る |
2007/04/04 23:03 |
キーキ・ミーミ・ハット
先日に続き、光原百合さんの「空にかざった おくりもの」より。 http://magnoria.at.webry.info/200703/article_52.html ...続きを見る |
2007/03/31 12:23 |
小さなおとぎ姫
私は、レアンダーの「古いトランク」というお話が好きだ。 ...続きを見る |
2007/03/28 15:31 |
春のとびら
ブックオフで見つけてきた光原百合さんの「空にかざった おくりもの」(女子パウロ会)の中に収められた「春のとびら」より。 http://shop-pauline.jp/?pid=2242650 「おじさん、どうやったの?どんなまほうでとびらをあけたの?」 エヴィはかけよって、おじさんを見上げました。そのときエヴィは、おじさんの目が空のように 晴れやかな青い色だということに、はじめて気がつきました。 「どんなまほうも使ってないよ。ひらくときがきたから、ひらいただけさ。」 「で... ...続きを見る |
2007/03/26 14:33 |
森茉莉は星の王女さま
森茉莉の「父の帽子」を読んでいた。その中に「星の王子さま」を思わせる文章があった。 ...続きを見る |
2007/03/24 09:58 |
「夢のつづき」かるべめぐみ原画展
那須田淳さんの「夢のつづき」(ひくまの出版)の挿絵を描かれたかるべめぐみさんの原画展が、3月25日(日)まで岐阜県多治見市のBookGalleryトムの庭で開催されているのだそうです。お近くの方がおられたら是非行ってみてはいかがでしょう(^^)。 http://homepage2.nifty.com/tom-garden/oshiraseannnaiban.htm 10時〜18時まで入場無料だそうです。多治見は堀江敏幸さんの地元ですし、もっと近かったら私も行ってみたいのですが・・・。 ...続きを見る |
2007/03/22 21:07 |
「那須田淳の物語世界―音楽と朗読のひととき」
昨日アクトシティ浜松で行われた「那須田淳の物語世界―音楽と朗読のひととき」に行ってきました。これは那須田さんが平成17年度の「浜松ゆかりの芸術家顕彰」に選ばれたことを記念するイベントで主に音楽会のために使用されている中ホールに1000人の観客を集めて行われました。 http://diary.jp.aol.com/applet/6kjyv5vfc/7/trackback まず第一部は、那須田さんの最新作「夢のつづき」を那須田さん御自身が朗読、それにあわせてベルリンで第一線で活躍されてい... ...続きを見る |
2007/03/22 10:28 |
磐田古楽協会・磐田バロックコア第19回公演
今日知人から、磐田古楽協会・磐田バロックコア第19回公演の案内が届きました。日時は3月25日、今週の日曜日です。 ...続きを見る |
2007/03/19 21:33 |
「時間」と心
ミヒャエル・エンデの「モモ」を昨晩から読み返していた。その中に「時間」とは何かという答えが記されていた。心に残ったので記しておきたい。 ...続きを見る |
2007/03/17 12:00 |
モモみたいな私
ミヒャエル・エンデの「モモ」。私は自分で自分がモモみたいだなあと思っているのですが、モモが住んでいる場所も実は私が住んでいるところにそっくりなのです。出来すぎで何だか可笑しいほど(笑)。 ...続きを見る |
2007/03/16 15:21 |
かぐや姫はマリア様?
ふと思ったのだけど、かぐや姫はマリア様なのかもしれない。たくさんの男性が危険を冒して貢ぎ物を探しても、かぐや姫は誰にも「うん」とは言わないのだから。かぐや姫は、聖なる存在だから人から生まれず竹から生まれるのですね。そして生まれた時から既に光輝いていた「光の子」だったのです。私は子供の頃、かぐや姫のお話がとても好きだった。「青い火鼠の皮衣」や「燕の子安貝」「龍の頸の玉」「珠の枝」そういう宝物が自分も欲しいなあと思っていた。 他にも「舌切り雀」や「一寸法師」のようなかわいらしいお話が好きだっ... ...続きを見る |
2007/02/09 17:43 |
野花と愛の画家 三橋節子
今朝の「新日曜美術館」は三橋節子という35歳で夭折した女性画家の特集だった。番組の冒頭から彼女が野の花の絵を描くことが大好きな大人しい女の子だったということや、スケッチブックに描かれた美しい花の絵を見て、私はこの人が好きだと直観的に感じたのだった。そしてふとこの人の絵はどこかで見たことがあるような感じがすると思ったら、以前から父の蔵書の中にあった梅原猛の「湖の伝説 画家・三橋節子の愛と生」の表紙で見ていたのだった。 http://townguide.tokio.co.jp/shiga/s-... ...続きを見る |
2007/02/04 16:17 |
母親力とおばさん力
「題名のない音楽会」をふと見ていたら、川井郁子が「花音」という自作の曲を演奏していた。花音というのは彼女の愛娘の名前で、蓮の花がパッと開く瞬間の音のことであり、自分の持っている蕾をいつか花開かせて欲しいという願いのもとにこの名前をつけたのだという。彼女が演奏しているのを聴きながらなぜか目が潤んだが、なにか母親力というような力を感じてかなわないなあというような気持ちになったが、私はおばさん力で頑張ろうと思った。 子供の頃に好きだったレアンダーの「ふしぎなオルガン」という童話集の中に「ガラスの... ...続きを見る |
2007/01/21 10:14 |
「おはなしの会」に行ってきました。
今日は10時20分から図書館で昔話のおはなし会があるというので、9時に出勤して掃除や事務手続きを急いでして、上司に外出の許可を取り10時に自転車で出発し図書館に一っ走り。図書館に到着すると、読み聞かせの勉強会の先輩方や、先日のいとうひろし講演会で紹介していただいた掛川で家庭文庫を主宰されている方がおられたので立ち話に花が咲いた。私は貪欲にあちこちのイベントに顔を出しているので、ある方から「神出鬼没ね」などと言われてしまった(笑)。 今日は地元の「こすもすの会」という年配の方のグループによる「... ...続きを見る |
2006/12/06 18:24 |
再生は愛によってもたらされる
最近、家の庭に手入れをしたり、掃除をしながら高い窓から下を見下ろしながら、自分はグリム童話の中のお話である「いばら姫」や「ラプンツェル」だったのではないかと思うことがあった。私の家は生垣で囲まれていて、子どもの頃からずっとその外は怖い行ってはいけないところだと思っていたように思う。生垣の中は家を取り壊した時の瓦や使わなくなった植木鉢、甥っ子が小さい時に使っていたおもちゃなどが散乱していて、家や樹木にはくもの巣がいくつも張られていた。私はもともと近所に遊び友達がいなかったし、家に両親の友人が来... ...続きを見る |
2006/11/07 11:23 |
さがしているものは、たった一つの花のなかにだってある
午後は図書館から借りてきていた堀江敏幸の「雪沼とその周辺」「河岸亡日抄」「おぱらばん」を読んでいた。私は本を読む時には、最初から読むということはあまりない。パラパラとめくって目に留まった箇所から読んでいく。その世界に入っていくのに時間がかかるタイプなのかもしれない。私は彼の本はエッセイの方に興味があり、「熊の敷石」以外は小説は読んでいなかった。この3冊はどれも興味深いが、「雪沼とその周辺」は舞台設定が地方の片田舎で、物語が童話的な雰囲気の中に語られているのに惹かれた。 http://yo... ...続きを見る |
2006/10/31 18:34 |
清水真砂子さん講演会 「ゲド戦記」から学ぶ−今大切にしたいもの その2
私はまだ2巻までざっと目を通しただけなので清水さんの言われたことを上手く伝えられているか不安があるのだが、要点は次の通りだったと思う。 「ゲド戦記」の作者ル=グウィンはperfectでもcompleteでもなく全き(whole)という言葉を使っているそうだが、このwholeは見たくないような嫌なものも含めて受け入れるという意味であり、完璧を目指すあまり自分だけでなく周囲の人にも精神的な苦痛を与えるようなperfectや未完全なままでその都度補っていけばいいというゆとりのあるcomplete(... ...続きを見る |
2006/10/28 19:18 |
清水真砂子さん講演会 「ゲド戦記」から学ぶ−今大切にしたいもの その1
掛川市の図書館フェスティバルの一環で行われた清水真砂子さんの講演会に行ってきた。講演のテーマは「「ゲド戦記」から学ぶ−今大切にしたいもの」というもので、「ゲド戦記」を登場人物であるテナーの生き方を例に読み解きながら、本当の教養とはということと私達にとって本当に良い生き方はということについて、清水さんが考えておられることをお話してくださった。その中でフェミニズムからの視点や障害者への視点からの言及もあり、私が日頃思っていることと重なる部分も多く、とても刺激的な興味深い内容だった。 私は子... ...続きを見る |
2006/10/28 18:54 |
道路掃除夫べッポ
ミヒャエル・エンデの「モモ」。私は今まで主人公のモモに共感していたのだが、最近、道路掃除夫べッポにも共感するようになった。実際よく掃除したもんなぁ〜(苦笑、自転車がマイカーだし。では道路掃除夫べッポとはどんな人なのでしょう? http://www.inaka.com/mori/book/book002.html ...続きを見る |
2006/10/18 19:29 |
私が子供のときに読んだ本
今朝目が覚めた時に気がついた。小学生の時にたくさん読んだ本の中で特に心に残っている本は、エミリ・ブロンテの「嵐が丘」、ジイドの「田園交響楽」、ジョルジュ・サンドの「母のおもかげ(原題「ピクトルデュの館」」、モンゴメリーの「果樹園物語」なのだが、それらの主人公はみんな、正規の適切な教育を受けられず隔離された環境で育った子供たちなのだ。「嵐が丘」のヒースクリーフとその子供のヘアトンと、キャシー、「田園交響楽」のジェルトリュード、「母のおもかげ」のディアーヌ、「果樹園物語」のキルメニイ、皆そのため... ...続きを見る |
2006/09/17 08:51 |
「夢のつづき 私の絵本」
今晩は、テレビ漬けだった。まず、BSで「ウォレスとグルミット」を見て、その後「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見て、それぞれ思うところがたくさんあった。また詳しく書きたい。 それから、「夢のつづき 私の絵本」という番組があって、カロリーヌシリーズが取り上げられているので思わず見てしまったのだが、重松清の思い出の絵本がこのカロリーヌシリーズだったというのには少し驚いた。 http://urustime.com/noiraud/amazon/caroline01.html http://... ...続きを見る |
2006/08/10 23:58 |
自宅訪問の読み聞かせ初体験
近所の子供達のための読み聞かせに行ってきました。所要時間は午後1時30分から午後3時30分くらいまでの約2時間でした。今回来てくれたのは、小2の男の子が4人、5歳の女の子、3歳の男の子の6人でした。大人は私と、そのお宅のおばあちゃんと、その娘さんで5歳と3歳の子供のお母さんで、終わりの方でお嫁さんも来てくれました。小2の男の子達は本当にいたずらで、部屋の中でボールを投げっこしてドタバタ遊んでいて、当初はとても大人しく聴いてくれるような感じには見えなかったのですが、私が5歳と3歳の子達に簡単な... ...続きを見る |
2006/08/08 17:11 |
「ひしゃく星」と「星の銀貨」
明日は七夕です。今日、ほんの小さな飾りですが、竹に短冊を吊るして七夕飾りを庭に飾りました。短冊には、父が「家内安全」と「織姫(琴座のベガ)」と「彦星(わし座のアルタイル)」と書いてくれたので、私は「平和」「幸福」「地域安全」「健康長寿」というお願いを書きました。それから、「ひしゃく星」と「星の銀貨」と書きました。 「ひしゃく星」は北斗七星のことで、小2の時に教科書で読んだトルストイの童話の題名でもあります。 http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/skym... ...続きを見る |
2006/08/07 00:31 |
近所の子供達のための読み聞かせ
今、明日の全市一斉の清掃の件で、近くのお宅に確認に行きました。そして、以前、この方が家庭文庫を応援してくださるという話だったのが、そのままになっていたのですが、今度近所の子供達を集めて、読み聞かせをしようという話になりました。コミュニティーセンターを使うと大々的になりすぎるので、とりあえずは近所の子供達を集めて、リラックスした感じでやりましょうということになったのです。ルイス・キャロルやホーソンが、子供達にお話をしてあげたように、まずはこじんまりとスタートしたいと思います(^^)。 ...続きを見る |
2006/08/05 15:32 |
「ひみつの花園」をつくりたいのです。
今、高校野球のテレビ中継で、母校の試合を横目で見ながら、いただいたコメントに御返事をしていたのですが、一休みして、わが家の東にある空き地に植えてある桃の木の実を食べていました。あまり見てくれは良くないのですが、味は良く、冷蔵庫で冷やして食べたらとても美味しかったです(^^)。今日も、こちらは素晴らしい晴天です!9時前にコミュニティーセンターへお花の水かけに行ってきましたが、家の前でランドクルーザーを洗車している方がいました。昨晩も洗車している方を見かけたので、きっと今日は家族でお出かけなのかも... ...続きを見る |
2006/07/29 11:43 |
「生きのびる」ということ
ここ数日は、その日その日を自分が生きのびることで精一杯だった気がする(まだまだ安心はできないが)。前回だかの「新日曜美術館」の「思い出の日曜美術館」というコーナーで、大江健三郎がフランシス・ベーコンについて話していた言葉に「人類はこわれるもの。意識して生きのびられるように努力しなければならない。」という言葉があり、初めてベーコンに親しみを感じた。 また、この「生きのびる」という表現は、「ゲド戦記」の訳者である、私の高校の先輩の児童文学者の清水真砂子さんがよく使われる言葉、キーワードでもあり... ...続きを見る |
2006/07/24 15:46 |
カメのように進めばいいのだろう。
ここ3ヶ月は、ずっと危ない橋を渡ってきたと思う。鳥はスピードがあるけれど、一歩間違えば壁に激突してケガをしたり、死んでしまうだろう。だから、ゆっくりでいいのだ。カメのように進めばいいのだろう。カメは叡智の象徴でもあり、ミヒャエル・エンデはカメを愛し、「モモ」にはカシオペイアというカメが登場するし、「トランキラ・トランペルトロイ がんばりやのかめ」という作品も書いている。 http://blog.so-net.ne.jp/chebra-san/2006-01-25 私は自分が信用されるため... ...続きを見る |
2006/07/18 14:27 |
セーラの甘パン
高島野十郎の絵を持っている方に、福岡県立美術館学芸員で、高島を発掘した西本匡伸さんが展覧会への貸出しをお願いしたところ、今までに二回断られたということだそうだ。その内、一枚はいまでは見ることの出来る「月」の絵の一枚であり、断られた理由は二回ともほぼ同じで、所有者が毎日の愉しみという以上に、日々を生きる支えにしているので、到底お貸し出来ないということだったそうだ。 私も高島野十郎の作品にはそれだけの力があると思う。そしてその絵は、その所有者の方が生きる支えにしているのだから、貸さない自由は... ...続きを見る |
2006/07/13 11:02 |
野獣の庭でバラの花を摘む
今回の東京滞在では、またたくさんの本を買ってきた。ブックオフの105円コーナーでたくさんかき集めた他に、表参道のクレヨンハウスや八重洲ブックセンターや吉祥寺の古本屋さんで高い本も買った。雑多な本を読むのも大事だが、専門分野をきちんと定めて勉強する時期に入ったと思ったからだ。出版社を経営していた伯父に「王道をいかなきゃダメだよ」と言われたのはこういう意味なのだろう。 そして1冊、これだけは何が何でも買ってくなくてはと心に決めていたのが、弥永徒史子の「再生する樹木」(朝日出版社)だった。 h... ...続きを見る |
2006/07/11 00:06 |
ひめは、やがて、おひさまのくにへ のぼっていきました。
先日紹介した「にんぎょひめ」の続きは次の通りです。 http://magnoria.at.webry.info/200607/article_39.html ...続きを見る |
2006/07/10 21:47 |
ただ、やさしい めで、かなしそうに おうじを みつめるばかりです。
昨晩、ふと子供の時に読んだ人魚姫のお話が読みたくなって読んで涙した。 読んだのは「にんぎょ姫」(オールカラー名作アニメート絵話6 偕成社)。これは確か掛川の三原屋という本屋さんで幼稚園くらいの時に買ってもらった絵本だ。西村保史郎の絵がとても好きだ。文は三越左千夫という人だ。以下その一部を跋粋して記します。 ...続きを見る |
2006/07/06 23:51 |
ボロは着てても心は錦
ある方から、私のブログはボログだという御指摘をいただきました。たしかにスキだらけ、穴だらけかもしれません。でも綺麗な布でふさいでいけばいいのです。そう、パッチワークのようなものです(^^)。足りないところは他の方のご努力・助けをお借りすればいいのです。それがチームワークであり、社会というものではないのでしょうか? 私は現在年収36万ですが、「ボロは着てても心は錦」という心意気で生きていきたいです(^^)。本当に自分に自信があれば、何を着てたって相手に不快感を与えなければいいのです。 写真... ...続きを見る |
2006/07/06 19:07 |
いのちとは、夢でなければ、なんなのだろう?
今日は、ふと気を緩めると涙が出てきて、なんだか、不思議の国のアリスが涙の池に落ちてなかなか抜け出せなかったような気持ちだった。まるで異次元の世界にいるようで、何とか涙の池を泳ぎ切ったが疲労感を感じた。夜テレビの歌謡コンサートで「星降る夜に贈る愛の歌」という特集があり、夏川りみの「見上げてごらん空の星を」や加山雄三の歌う数々の曲は私の心に慰めを与えてくれ、涙は止まったのだった。和田アキ子が歌った越路吹雪の「愛の賛歌」も素晴らしかった。 今日はやっぱり寂しかった。私はあまり寂しさを感じないタイ... ...続きを見る |
2006/07/04 23:01 |
2年半の夢との決別
夕飯を食べてから、この2年半のことが思い出されて涙がたくさん零れた。 あれはちょうど、2年半前のクリスマスの頃の出来事だった。その人は、まるで大鷲のように空から舞い降りてきたのだ。大きな翼の音に気づいて振り返ると、そこにその人は立っていた。まるで奇跡のような出来事だった。人生を諦めてもう一生恋愛などないと信じ込んでいたのに、まるで自分が物語の主人公になったかのような気分だった。 私はまだ引きこもりの途中で、たまに外に出ても帽子をかぶらないと表を出歩けなかった。でも、その人に逢いたい一心で... ...続きを見る |
2006/07/03 23:19 |
今日は良い日だった。
今朝は燃えないゴミの回収の日だったので、朝7時過ぎにコミュ二ティーセンターに行って、ぺットボトルなどをゴミに出した。去年お世話になった総代さんが「今日は早いね!」と声をかけるので、一瞬「ゴミの回収は6時30分からだから暗に遅いと言っているのか」と一瞬ドキッとしたのだが、「いつもの9時出勤に比べれば早いね」という意味だったらしいのだ(^^)。田舎は会社は8時には始まるのだ。「区長がダンボール出してたよ」と言うので、本当に今年の区長はマメだなと思ったのだが、そういうことを知らせてくれる人がいるのは... ...続きを見る |
2006/06/30 21:06 |
「空とぶ木馬」
夕焼けの中、田んぼの中の道を自転車で、図書館まで本を返しに行ってきた。田んぼには水が満ちて、トラクターで田植えをしている人もいる。出かける前に、部屋を片付けていてふと、幼い頃に読んだ「空とぶ木馬」というソノシート付きの絵本が目に留まった。表紙にはあどけないペルシャの衣装をつけたお姫さまと王子さま。 ...続きを見る |
2006/06/29 19:16 |
「ねっこ ぼっこ」
4月に東京に行った時に、西荻の古本屋さんで見つけた「ねっこ ぼっこ」(ジュビレ・フォン・オルファース作 生野幸吉訳 福音館書店)を開く。この絵本は、ドイツメルヘン研究家の畑澤裕子先生がHPで取り上げられていたのを見てずっと欲しいと思っていたのですが、なかなか手に入らず、見つけた時はとても嬉しかったのです(^^)。 http://www.yuko-h.com/03-kodomo-sub/03-kodomo-ehon-01.html ...続きを見る |
2006/06/28 17:15 |
生野幸吉とルイス・キャロル
私にとって、生野幸吉とは、子供の時に読んだ「ふしぎの国のアリス」「鏡の国のアリス」(福音館書店)の訳者です。私はつい最近まで、この本の訳者が生野幸吉というドイツ文学者であることに気がつきませんでした。早朝この「ふしぎの国のアリス」の生野幸吉のあとがきを読んでみて、英文学の専門家でない、この人が本当にルイス・キャロルという人間を理解していることがわかり、読みながらジーンとして涙がうっすらと目に浮かびました。あとがきの中で特に心に残った箇所を書き記しておきたいと思います。 ...続きを見る |
2006/06/27 10:58 |
セイレーン、ウンディーネ、「ガラス山の魔女たち」
昨日から薄曇で過ごしやすかったが、今日はお昼前から雨が降り出した。ここ数日少し真面目になり過ぎてウェットになり過ぎていたと反省した。私は、心が深過ぎるというか、悩んでいる人がいたりすると、その人を理解し寄り添おうとし過ぎるために、だんだん相手と同じ精神状態に近づいて行って自分も同じような気持ちになってしまうのです。しかし、これには少し危険な部分もあるのではないかと思う。私が会社員として働いていた時代に、なぜか疲れた人が吸い寄せられるように私に近づいて来たように思うのです。そしてその人が元気にな... ...続きを見る |
2006/06/22 14:49 |
青い着物のえりに、宝石が星の光に射られて、かがやいていました。
4時過ぎに自転車に乗って家を出て、JAでお金を下ろし、イオンに行って喉が渇いたのでパックのオレンジジュースを買って飲んだ。今帰ってきたのだが、3時間近くも古本市場にいてしまった(^^;。自分で車に乗らないので、通常本屋さんやブックオフに行っても、父や母を待たせることになるので、あまりじっくり見れないのだ。今日はたくさん買ったが、買わなくても気になった本は全部メモしたので、それもあって時間がかかった。やはり月や鳥が題名になっているものが目についたが、そういう本は注意してみれば本当にたくさんあるの... ...続きを見る |
2006/06/19 20:04 |
エリナー・ファージョン 夢みる瞳
9時過ぎに帰ってきた。サロンの講習会でのおしゃべりは楽しかったけれど、なんだか物足りない気分になって帰ってきた。なんだか静かに本を読みたかった。 「想い出のエドワード・トマス 最後の4年間」(エリナー・ファージョン 早川敦子訳 白水社)の扉をひらく。エリナーのうら若き頃の写真がそこにあった。彼女の夢みるような瞳を見て涙がこぼれた。 ...続きを見る |
2006/06/16 21:47 |
「ハチミツみたいに金色だよ。」
谷内こうたの「あおいねこ」という絵本を読んでみたくなりました。このHPで中身も見れます。 http://shop.kodansha.jp/bc/ehon/tokusyu/200105taniuti/taniuti.html そういえば、谷内こうたはフランス在住でしたね!ではその色彩は坂本繁二郎に通じるものがあるかもしれませんね? http://magnoria.at.webry.info/200606/article_55.html 私の好きなねこの絵本は、今思い浮かぶかぎりでは「ク... ...続きを見る |
2006/06/14 19:42 |
「ボタンインコ」 夢を信じ続けることの大切さ
私は、先日、「自分は宝くじなど買わない。他力本願は嫌いです。」と書いたが、よく考えてみると、もう50を過ぎてある程度の社会的な知名度も実績もある方は、反面もう夢を見る余地も狭められているのである。宝くじは「夢を買うこと」でもある。もし人間的に尊敬できるような方だったら、宝くじに当たったらそれを自分の夢の実現のために使うだろうし、それは社会的に意義のある、社会に貢献する夢だろう。だから宝くじを買うことはいいことだ。それで人生を狂わされてしまわない精神的な強さを持っているならば。 「夢を買うこと」... ...続きを見る |
2006/06/13 11:05 |
「きまりがいるんだよ」
私は、「星の王子さま」が好きで、折にふれて読んできたが、自分が「トゲのあるバラ」だと思って読んだことはなかった。でも自分がそうだとしたら、この物語はどんな風に読めるのか気になって、久しぶりにこの本を取り出してきた。そうしたら、一つまた発見があった。 ...続きを見る |
2006/06/09 17:29 |
清水真砂子さんのこと
今週の朝日新聞の夕刊の文化欄の「こころの風景」というコラムに、翻訳家・評論家の清水真砂子さんが文章を寄せられていますが、清水さんは私の高校の先輩です。同じ市内にお住まいで、市の図書館主催の「清水真砂子さんと語る会」で、ニ度御一緒いたしました。清水さんは、北朝鮮からの引き上げ家族で、高校教師を経て英米児童文学の翻訳者の道に進まれました。北朝鮮からの引き上げに伴う貧しい生活による家庭内の不和等から読書にのめり込んだのが翻訳家としての人生を歩まれる原点だったようです。 http://d.hatena... ...続きを見る |
2006/06/08 00:42 |
卯の花
卯の花について調べてみた。花言葉は、古風・風情・秘密だそうだ。白いかわいい花だ。 http://www010.upp.so-net.ne.jp/pha/flo0305utugi.htm ...続きを見る |
2006/06/06 21:02 |
「かえるの王さま」と金のゴムまり
小1くらいの時に、グリム童話の「かえるの王さま」(久米穣編・著 偕成社版・なかよし絵文庫)という本を読んだ。この本の中には、「かえるのおうさま」「あかずきん」「六にんのけらい」「おうさまになったしたてやさん」「きんいろのけのおに」の5つのお話が収められている挿絵は、花野原芳明という人が高畠華肖のような色っぽい絵を描いている。 「かえるのおうさま」は、井戸に金のマリを落としてしまったおひめさまが、井戸の底にいたかえるにまりを拾ってもらい、そのかえるが実は王子さまだったというお話だ。 おひめ... ...続きを見る |
2006/06/06 15:28 |
石川淳『おとしばなし集』「白鳥物語」
「アンデルセン童話落語会」という、アンデルセン童話を落語で咄すという試みがあるということを知ったが、そういえば、石川淳の「おとしばなし集」にも童話を題材にしたものがあることを思い出した。小公子、蜜蜂の冒険、乞食王子、アルプスの少女、白鳥物語、家なき子、愛の妖精の7つだ。この中の「白鳥物語」はアンデルセン童話が原典のパロディだ。 ...続きを見る |
2006/06/04 23:59 |
アンデルセン童話落語会
今、「ぶらり途中下車の旅」という番組を見ていた。今回は南北線の特集で、その中で神楽坂の「アンデルセン童話落語会」が紹介されていた。最近の童話を読まない子どもたちに童話を親しませるために、落語でアンデルセン童話を紹介しているのだ。番組の中で落語家の方が咄していたのは「裸の王様」だったが、優れた童話は風刺でもあることを考えれば、落語でアンデルセン童話を取りあげるというのは全然おかしくないことだ。とても面白い。私は、市の子どもの読書活動推進計画策定委員を経て、推進委員も引き受けることになったが、こうい... ...続きを見る |
2006/06/03 10:26 |
千代と一豊
大河ドラマの「功名が辻」を見た。私は千代が好きだ。千代は励まし上手、今回は名馬を買うためのお金を用意したことで、一豊から「お前は小賢しすぎる」「情の強い女だ」などと言われもしたが、自分で運命を切り拓いて一豊を助けようとする千代にはとても共感する。千代は孤児であり、一豊とはちょうど一回り年齢が違う。千代の明るさたくましさは、「あしながおじさん」の主人公ジュディを思わせる。ジュディと、あしながおじさんことジャービーおぼっちゃまも一回りくらい年が離れているのだ。一豊は実直な性格、15歳で放浪の身となり... ...続きを見る |
2006/05/29 00:49 |
目に見えない女の子ニンニ
最近このブログを通してお知り合いになったaopuさんのブログに、灰谷健次郎の「風の耳たぶ」を読んだ感想が書かれているのを興味深く読んだ。その中の次の文章が心に残った。 http://blog.livedoor.jp/aopu2005/archives/662055.html ...続きを見る |
2006/05/26 23:53 |
真珠について語りましょう
真珠について少し詳しく調べてみた。 ...続きを見る |
2006/05/11 14:56 |
無垢な魂
「真珠夫人」の ...続きを見る |
2006/05/10 00:30 |
カントリー・チャイルド 田舎の子ども
今週末、中村真一郎の会設立総会に出席するために上京しましたが、昨日の夕方帰路に着く前に立ち寄った銀座の教文館の「ナルニア国」のナルニア・ホールで偶然見ることができた「アリソン・アトリーの世界展」がとても素敵でした。会期が26日(水)までなので、取り急ぎ紹介しておきます。 http://www.kyobunkwan.co.jp/Narunia/eventn1.html イギリスのダービシャーで生まれ育ったアリソン・アトリー。故郷には様々な伝説や昔話のかけらが遺されていて、それに親しんで育った彼... ...続きを見る |
2006/04/24 05:17 |
一ばんたいせつなものは目にみえない
今日も、「星の王子さま」のことを考えていた。「星の王子さま」の中で、私の心にとまった箇所を抜書きしておきたいと思った。 王子さまはくたびれていました。腰をおろしました。ぼくはそのそばに腰をおろしました。すると、王子さまは、しばらくだまっていたあとで、また、こういいました。 「星があんなに美しいのも、目に見えない花が一つあるからなんだよ・・・」 ・・・ 「砂漠は美しいな・・・」と王子さまはつづいていいました。 ・・・ 「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ…」と... ...続きを見る |
2006/03/18 16:11 |
没落した家の長男
今入院している友人も、サン・テグジュペリのような人だ(と私は勝手にそう思う)。「星の王子さま」はその人の愛読書のひとつで、よく女の人に読むよう薦めたり、プレゼントしたりしていたそうだ。生まれ育った家は地元の名家で、ある国会議員が若い頃に面倒を見ていたほどの家柄で、若い頃にはその議員の秘書になったらと誘われたこともあるそうだ。お祖母様は子供の時に人力車で寺小屋に通っていたそうだし、最近亡くなったお母様は一片の濁りもない心をもった天使のような人だったという。彼が純粋で世の中に迎合できないのは、このお... ...続きを見る |
2006/03/18 10:20 |
一番大事な身近な人達
私には、引きこもり時代にインターネットを通じて知り合った心の友である大切な友人達がいる。その中の一人が、おととい突然緊急外来にかかって |