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先日、NHK教育テレビでETV特集「熊井啓 戦後日本の闇に挑む」という番組が放送されていた。 http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html ←ETV特集「熊井啓 戦後日本の闇に挑む」 私は今まで映画にはほとんど興味がなかったけれど、熊井啓監督のことは私の尊敬するエッセイスト・ポプリ研究家の熊井明子さんの夫ということで興味を持っていた。 http://hamigakifonkun.cocolog-nifty.com/maphraau/2007/12/post_c982.html ←ココナツ・カフェ 私は就職した年に、明子さんの「風のポプリ」という本に出逢ってそれ以来、明子さんのたくさんの著書を読んできた。「風のポプリ」と出逢った時の驚きは今でも覚えている。それはそれまで出逢ったことのない時空を超えた詩的な清新な世界だった。 http://blog.livedoor.jp/vinblanc/archives/51601916.html ←ヴァンブログ(裏磐梯五色沼の宿 ペンションヴァンブランの日々の出来事を綴った日記) その後古書店で見つけた「猫の文学散歩」を読んだ時に森茉莉について書かれているのを見つけて、何か自分の前に一筋の細い光の道がおぼろげに見えた気がした。けれど明子さんは熊井啓という有名な映画監督の夫人であり、理想的な御両親のもとで育ち、文学少女でもあったということで、自分が明子さんのようになれることはとうてい無理に思われた。それでもなんとかしてお目にかかりたいという一心で、明子さんのポプリの講座に通ったこともあったけれど、とうとう一度もお話することはできなかった。明子さんと啓監督は祖母同士が親友だったということでお見合い結婚だったそうなのだが、啓監督は明子さんに会う前から明子さんのアルバムを見てこの人でいいと決めていたそうだし、明子さんも啓監督に会った瞬間に恋に落ちてしまったという。私は、お見合いで運命の人に出逢えるなんて本当に羨ましいなあといつも思っていた。 明子さんと啓監督は年が離れているし、啓監督に負けないように自分自身を確立するために非常な努力をされた。啓監督は本だったらいくらお金をかけてもいいと理解があったそうだが、もともとお好きだった文学に造詣を深めるのはもちろん、ポプリの研究では大英博物館のパスポートをお持ちなほど専門的な研究をされていて、「シェイクスピアの香り」という専門的な著書もある。そして、そうして培った世界を、ポプリの創作やエッセイとして芸術的な表現をされている。夫人としては主婦としてだけではなく仕事の助手として啓監督を支えてこられたし、私もそんな生き方ができたらなあとずっと思っている。 啓監督が亡くなられたのは今年の5月23日で、明子さんの海外取材中に倒れて意識が戻らぬままになり、出発前に交わした言葉が最後になったという(朝日新聞6/22夕刊「惜別」欄より)。私は新聞記事で訃報を知って、遺された明子さんや娘さんのお気持ちを思って哀しくなった。 http://blog.livedoor.jp/kyoto_cafe/archives/51064960.html ←カフェと本なしでは一日もいられない。 http://hamigakifonkun.cocolog-nifty.com/maphraau/2007/12/post_06b5.html ←ココナツ・カフェ この前、評論家の阿部嘉昭氏の自筆の年譜を何気なく読んでいたら、熊井啓監督の『千利休・本覺坊遺文』製作と配給宣伝をされたのが西友映画製作事業部時代の阿部氏であり、結婚式の主賓も啓監督であったことを知り驚くとともに、小さな繋がりを見つけて嬉しかった。 http://abecasio.s23.xrea.com/history/ 阿部嘉昭ファンサイト 自筆年譜(0〜43歳) http://magnoria.at.webry.info/200712/article_91.html 阿部嘉昭氏について http://abecasio.blog108.fc2.com/ ←ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ |
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ETV特集「熊井啓 戦後日本の闇挑む」NHK教育テレビ
先の12月23日にNHK教育テレビのETV特集で放送された「熊井啓 戦後日本の闇挑む」を録画し、それを見ました。見ごたえのある番組であった。社会派映画監督としてつねに良質な映画で社会の闇の部分に切り込んだ熊井の作品。 ...続きを見る |
飾釦 2007/12/29 19:16 |
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