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help リーダーに追加 RSS 飼い犬、飼い猫にはなりたくない

<<   作成日時 : 2007/07/21 13:09   >>

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 なんだか久しぶりに「シートン動物記」(白木茂訳 偕成社)を読みたくなった。「シートン動物記」は私が小2の時に出逢って、本を読む楽しさを知ることになった最初の愛読書だ。全部で6巻35くらいのお話が収録されていて、好きなお話はその中にいくつもあった。「オオカミ王ロボ」「赤えりウズラ」「灰色グマの一生」「サンドヒルの雄ジカ」「ちびすけ軍馬」「伝書バトアルノー」「裏町のすてネコ」。どれもが心底面白くて待ちきれないように次から次へと読んだあの興奮を思い出す。
 なぜそんなにこの「シートン動物記」に心奪われたかといえば、そこに描かれている野生の動物達が気高く生きる姿だろう。人間の身勝手な欲望や敵の動物のために何度も命を落としそうになりながらも、強く生き抜く動物達。しかしある時は命運尽きて息絶え冷たい骸となる。
私はここに描かれている、動物達が誇り高く、時にはずる賢く強くしたたかに生き抜く姿に生き方を学んだのかもしれない。今思えばそれだけ私は逆境に置かれていたのか。それは今も変わらないけれど。私はオオカミ王ロボやサンドヒルの雄ジカのような完全な野生ではないが、せめて裏町のすてネコのように、その野生を失わず時には人間を利用しながらも、心は自由に生きたいと思っている。

 裏町のすてネコのニャン子はニューヨークの裏町に生まれ、おかあさんネコはいつもおなかをすかせている宿なしネコだった。裏町には「ネコの肉屋さん」がやってきて、お金を貰っている飼いネコには気前良くエサをやるが宿なしネコには何ひとつ恵むこともなく邪険な扱いをする。宿なしネコは抜け目なくそのおこぼれを拾ったり毎日ごみバケツをあさったりしながら、自力で何とか食料を探し命をつなぎ子育てもする。しかしおかあさんネコが産んだ子ネコはニャン子を除いて大きな黒ネコに食べられてしまい、残されたおかあさんネコもニャン子も犬に襲われて生き別れになる。遠い町に捨てられたニャン子は、犬や子供や他の大きな強いネコに襲われながら自力でエサを取り生きる術を身に着けた。立派な大人になったニャン子は、強いオスネコに出逢って5匹の赤ちゃんネコも産んだ。しかしずる賢い小鳥屋につかまって赤ちゃんのネコ達は銃で撃ち殺されてしまった。小鳥屋は一計を案じて、ニャン子にロイヤル・アナロスタンとてきとうな名前をつけ古代エジプトまでさかのぼる血統書付のネコと偽って高級ネコの品評会に出品する。まんまと騙された上品な人達によってニャン子は一等賞になり、一千ドルという法外な値段で立派なお屋敷に買い取られる。美味しい栄養のある食べ物や立派な寝床をもらいリボンまでつけてもらったが、自由を奪われたニャン子はしだいに不機嫌になりとうとう隙を見てお屋敷を抜け出し、長い長い道を故郷に向かって歩き出した。犬や子供、時には特急電車に弾かれそうになりながら、今では見る影もなく汚れてしまった体で、ニャン子は晴れてもとの故郷に自由の身で辿り着く。しばらく見ないうちにビルは高くそびえ町の様子は一変していた。飼い猫だったネコ達は今はノラネコとなっていた。ニャン子はかつての知り合いの男にビルのネズミ捕りのネコとして拾われ、エサには事欠かず幸せに暮らすことになった。しかしニャン子の一番の楽しみは、夕暮れになってビルを抜け出しわびしい裏町をうろつくことだった。

 私はこのように、人間の気高さは血筋の良さでもなく、自力で誇り高く生きる姿にあると思う。血筋や生まれによって上品さというものは身につくだろうが、それよりも自力で誇り高く生きる野生の力の方が尊いのだと思う。

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magnoria
2007/08/20 21:56
「飼い犬、飼い猫にはなりたくない」について
「飼い犬、飼い猫にはなりたくない」について そうですね、確かに私もその気持ちわかります。ウチの飼い猫なんですが、ネコ にもいろいろな性格があってそのネコの育った環境にもよるんではないでしょうか 私のとこのネコは外にけっして出ようとしないのです。 ...続きを見る
cat
2007/08/26 14:19

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