割ってしまった茶碗
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作成日時 : 2007/06/30 10:17
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久しぶりに朝ドラのことを書くが、今週は彩香が女将の環のお気に入りの織部の皿を割ってしまいそれを言えないでいるシーンがあったが、それを見て私は自分が秘書の時に会長の茶碗を割ってしまって、関係が悪かった秘書課長にどうしてもそれを言えず、あわてて代わりのお茶碗を買いに走ってしまったことを思い出した。
http://www3.nhk.or.jp/asadora/cast/cast.html
役員には朝、昼、午後3時と全員の役員にお茶を入れていて、それぞれ専用のお茶碗があり、会長と社長は蓋付きの少し高級な磁器のお茶碗だった。会長ともなればそれ相応のお茶碗でなければならず、同じお茶碗はないので割ってしまった時には本当に顔が蒼ざめた。当時私はまだ23歳くらいの右も左もわからない女の子で、何かしでかしたらいっぺんに首が飛ぶのではないかとビクビクしながら仕事をしていた。私は発達障害や世間知らずということで内気で人とはほとんど話をすることができず、会長の運転手をしていた人は仕事がしづらく不安で私が首になればいいと思ったらしく、一度会長のお供で出かけた時にはと会長が身分というものをとても重んじて身分知らずということをすごく嫌いなのを知っていてわざと「車に一緒に乗ってけば」と私を誘って私を陥れようとしたということもあった。人のいい私は断るということも考えつかずに会長の隣に乗ってしまい、会長の怒りを買ってしまった時には、もうこれで自分はいっかんの終わりだと生きた心地がしなかったのを覚えている。今思えば私のような小娘がよくやっていたなあと思う。当時私が許せないと思ったのは、秘書の大変さを知らない人事部の人達が、私達のような小娘を平気で秘書室に追いやって、自分達はたくさんの仲間のいるフロアで仕事をし、しかも会社だけでなく家庭という別の居場所も持っていたことだった。確かに人事部も大変な部署だが、私達の置かれていたような極限状況とは違っていたと思う。地方出の一人暮らしの女性が男社会で生きていくというのは本当に大変なことなのです。
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