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help リーダーに追加 RSS 「島」と「船」

<<   作成日時 : 2006/11/30 01:10   >>

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 最近私は「島」と「船」という言葉に共感を覚えるようになった。そのきっかけは、四方田犬彦の「月島物語」を読んでからだったように思う。私は以前から四犬田犬彦の書くものに惹かれるものを感じていたし、この本を手に取ったのは、「月」という文字に惹かれたからだと思う。それほど深い関心があってこの本を買ったわけではないのだが、ちょうど江戸というものに興味を感じていたのでそういう観点からこの本を読んでいるうちに、自分は本質的に「島」というものに共感があるのではないかと気が付いたのだ。考えてみれば私の生まれ育った土地は「沖の小島」を意味するような地名だ。そう思っていると先日アンドリュー・ワイエスの展覧会を見たちょうど同じ日に、マーガレット・ワイズ・ブラウンの「ちいさな島」の生まれた島メイン州ヴァイナルヘヴンをテーマにした番組が放映されていたのだ。
http://borchard.jugem.jp/?cid=19
http://www.ontvjapan.com/genre/detail.php3?tikicd=0002&hsid=200611180008031
メイン州といえば、そこにあるマウント・デザート島は、マルグリット・ユルスナールが隠棲していた地でもある。ユルスナールについては須賀敦子が「ユルスナールの靴」という作品を書いている。偶然だが、大事にしていたガラス玉が一本の糸で繋がれたような気分だった。
 考えてみれば、私は庭の手入れをしたり、掃除をしたりして暮らしているが、季節がめぐる度に花や野菜を種から育てて実りを待つような地に足がついた生活を手に入れたわけではないのだ。そういう意味で私は「船」のようなものかもしれない。堀江敏幸の「河岸忘日抄」はセーヌ河とおぼしき異国の河に船を浮かべて本を読んで暮らす男の話だが、今の私もちょうどこの男のような存在なのかもしれない。でも私はこの自分の「船」に安らぎや救いを求めてくる人がいればいつでも暖かく迎え入れたいと思っている。

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magnoria
2008/01/14 18:48
朝ドラ「瞳」
 新しい朝ドラの「瞳」が始まったけれど、舞台を知ってびっくり!月島じゃん!月島って言ったら四方田犬彦さんの「月島物語」を読んで、以前から私は興味を持っていたのですよ。 http://magnoria.at.webry.info/200611/article_24.html ←下町とフランス文学は因果関係がある? http://magnoria.at.webry.info/200611/article_58.html ←「島」と「船」 今日見ていたら「パリ広場」が出てきたし。 h... ...続きを見る
magnoria
2008/04/03 14:08

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