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<<   作成日時 : 2006/11/22 22:38   >>

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 ルキノ・ヴィスコンティの「白夜」という映画を見た。原作はドストエフスキー。イタリア映画なので舞台もイタリアの港町に置き換えられていた。
http://www.cafebleu.net/movie/visconti/cinema/notti.html
盲目の祖母と二人で暮らす没落した家族の若い娘ナターリア。そこに突然救いの主のように現れた魅力的な下宿人の男(ジャン・マレー)。彼は結婚するまで一年待って欲しいと彼女に言い残し音信不通に。そこに現れた流れ者のサラリーマンの男マリオ(マルチェロ・マストロヤンニ)。運河の橋の上ですすり泣く彼女と偶然出逢ったマリオは、その境遇を聴くうちに彼女を愛し始め、彼女もマリオについて行こうとする。「君は夢からの目覚めを待つおとぎ話のお姫さまだ」「僕も生まれ変わるんだ、美しい一日が明けるんだ」ゴンドラに乗る二人の上に突然空から降ってきた雪のシーンが本当に美しかった。しかし抱き合う二人の視線の先にあのかつての男が…。「私はあなたが運命の人だと思ったのは間違っていたわ」とマリオに言い残しナターリアは男のもとへ走り去った。マリオのささやかな幸せの夢は儚く消えて行った…。
 母は若い頃ドストエフスキーをよく読んでいたと聞いたことがあったが、この映画を見ながら、母も自分の境遇をこの物語に重ね合わせていたのだろうかと思っていた。マリオの夢が儚くついえるラストシーンは胸がせつなくなったが、私はナターリアがジャン・マレーに殺されるのではないかとドキドキして見ていた。こんなこと想像するなんて、やっぱり私はうぶじゃないのだなあ…(苦笑)。でも、ジャン・マレーの顔はちょっとコワイ(笑)。

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