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今「聖書 心にひびく言葉」(婦人の友社 2002 ブックオフで105円で購入)という本を読んでいたら佐竹明という方の「富は神ではない」という文章が目に留まった。 http://www.fujinnotomo.co.jp/book/shinkan/seisyo.html この佐竹明さんという方は1927生、神学博士・元フェリス女学院学長だそうです。佐竹氏によるとイエスの時代のパレスチナは次のような状況だったそうです。 この時代のパレスチナは、ヘロデ大王の下での一応の安定期を経て、その死後の、次第に動揺の激しくなる時期に入りつつありました。ヘロデは沢山の金を使って、エルサレム神殿を立派にしたり、大規模な都市計画を遂行したりしました。たとえば港湾都市カイサリアの建設もその一例です。それまでは小さな村に過ぎなかったのを、彼は立派な港湾つきの都市に仕上げ、時のローマ皇帝アウグストゥスに捧げて、カイサリアと命名したのでした。言うまでもなく、これは貿易港です。この港から、沢山の物資が内陸から海外へと運ばれ、また海外から持ち込まれてきました。それまでのパレスチナでは例を見ない大きな物流が起こりました。ヘロデをはじめ、それで大いに利益をあげた人々がいました。しかし他方では、輸入物資のおかげで、たとえば能率の悪いパレスチナの農業が大きな打撃を受けました。いや、そもそもこのような工事を可能にしたのが、人々から取り立てた税金でした。土地を捨てざるを得ない人が出ました。借金の挙句、奴隷労働に従事しなければならなくなる人が出ました。富の偏在が顕著になりました。 まるで現在の日本とうり二つの状況ではないでしょうか! 当時のユダヤ社会で、俗福な貴族階級を中心とするサドカイ派は、もちろんこのことを問題視することはしませんでした。健全なモラルの持ち主であるパリサイ派は、勤勉に働いて安定した生活を送ること(それによって、安心して律法の勉強ができる!)こそ、神の意思にかなっていると見なしました。実際彼らは、そのことを実行できる前提を備えていました。刈って倉に収めること(男性の労働)、糸を紡いで着るものを作ること(女性の労働)のできない者、つまり欲しても、畑や織り機を持っておらず、労働に従事することのできない者は、彼らの目からすれば鳥や雑草並みの存在で(「マタイによる福音書6章26節以下)、到底一人前の人間ではありませんでした。 私は鳥であり雑草なのだから、やっぱり一人前とは言えないのだ。 http://magnoria.at.webry.info/200606/article_163.html http://magnoria.at.webry.info/200609/article_19.html それはイエスの時代から同じだったのですね…!聖書にもこういう表現があるとは知りませんでした。 そのような中にあって、イエスは弟子たちを引き連れて、遍歴に出ます。彼は弟子たちに伝道に行くときは、財布に金を入れていくな、と言いました。(「マタイによる福音書10章9節」)。これはそのまま、遍歴に際しての彼自身の方針であったと思われる。つまり、彼らの遍歴は、人々の喜捨を当てにうる貧乏道中だったのです。彼がことさら奇をてらってそうしたとは思えません。貧しい人がいっぱいいるところでは、これだ人々と神の愛を分かち合うのに最もふさわしい方法だったのだろうと思います。「神と富とに兼ね仕えることはできない」とは、彼のそのような生活のただ中から出てきた、いわば体験に裏打ちされた言葉でした。 私は今月3万の収入で両親と同居し、父の年金と会社員時代の貯金を頼りに暮らしています。空いている時間は自分の勉強とボランティア活動とブログを書くことに充て、それによって収入を得ることはなく、近所の人からはお野菜などをいただいて暮らしています。要するに私の生活も身近な方々の喜捨によって支えられているのです。先日のPrayerのコンサートのチラシ配りも、私は気づかぬうちに伝道活動をしていたのかもしれません。あちこちに足を運んで祈りの音楽が人々の耳に届くようにする、今回のことだけでなくどんな活動もこのような地道な草の根的な努力が前提なのだと思うのです。お金を使ってポスターやステッカーを作ったり、イベントや研修をすることも方法の一つですが、それをいかに浸透させるか、そういう努力が大切なのであり、そういう努力のできる人はまだまだ少ないと感じずにはいられません。 |
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情報商材のインフォスタイル 2006/10/24 13:23 |
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